MD松尾のゲームヒットランキング:2022年TSUTAYA年間1位は「スプラトゥーン3」 2~4位に「ポケモン」 

 PS5のおかげで前年を上回る売れ行きを記録しました。スイッチ本体もまずまずの売れ行きをキープしましたが、前年と比べてPS5の入荷が多かった分、売り上げも増加したということになります。

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 2022年のトップは「スプラトゥーン3」(NS、任天堂)でした。前作の倍以上の販売で、2020年に発売された大ヒットタイトルの「あつまれ どうぶつの森」(同)を上回るすさまじい売れ行きを記録しました。

 前作と比べると、初動の段階からファミリー層が動いたのが特徴です。これまでは20代のゲームファンが購入した後でファミリー層に広がっていったのですが、今回は最初からファミリー層もついてきた分、大きなヒットに繋がりました。ネットワークプレーがポイントのタイトルですが、知らない人同士で遊ぶより、知っている人とチームを組んで遊ぶのが楽しいので、学校などでブームになるとあっという間に広がります。これがヒットにつながったとみています。

 続いては「Pokemon LEGENDS アルセウス」(NS、ポケモン)、「ポケットモンスター バイオレット」(同)、「ポケットモンスター スカーレット」(同)とポケモンタイトルが4位までを占めました。

 特に「アルセウス」はとてもよかった。従来のポケモンシリーズと比べるとアクションゲームのファンが多いのが特徴で、どちらかといえばPSのユーザーに近い購買層でした。そして、「アルセウス」で広がったファン層が「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」にも入ってきたのでは。

 2023年はPS5がいよいよ盛り上がりそう。本体の出荷も増加しそうですし、それに伴い対応タイトルも増えていくとみています。1月の「ONE PIECE ODYSSEY」(バンダイナムコエンターテインメント)を皮切りに、エレクトロニック・アーツとコーエーテクモゲームスが手がけた2月の「ワイルドハーツ」(エレクトロニック・アーツ)、3月の「バイオハザード RE:4」(カプコン)、6月の「ファイナルファンタジーXVI」(スクウェア・エニックス)とビッグタイトルが続々とリリースされます。さらに「アーマードコア6」(フロム・ソフトウェア)、「龍が如く8」(セガ)、「サイレントヒル2」のリメーク版など、PSフォーマットで一時代を築いたヒットシリーズのリリースも予定されており、期待できそう。スイッチも期待の「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」(任天堂)をはじめとした話題作が予定されており、引き続き盛り上がってくれると思います。

 ◇2022年のゲームヒットランキング

 1位 スプラトゥーン3 (NS)
 2位 Pokemon LEGENDS アルセウス (NS)
 3位 ポケットモンスター バイオレット (NS)
 4位 ポケットモンスター スカーレット (NS)
 5位 星のカービィ ディスカバリー (NS)
 6位 Nintendo Switch Sports (NS)
 7位 Minecraft (NS)
 8位 ELDEN RING (PS4)
 9位 ポケットモンスター スカーレット・バイオレット ダブルパック (NS)
 10位 マリオカート8 デラックス (NS)
 11位 eBASEBALL パワフルプロ野球2022 (NS)
 12位 モンスターハンターライズ + サンブレイク セット (NS)
 13位 ドラゴンクエスト10 目覚めし五つの種族 オフライン (NS)
 14位 マリオパーティ スーパースターズ (NS)
 15位 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL (NS)
 16位 あつまれ どうぶつの森 (NS)
 17位 ドラゴンクエスト トレジャーズ (NS)
 18位 Xenoblade3 (NS)
 19位 鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚 (NS)
 20位 ELDEN RING (PS5)

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