解説:「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」 第2部はどうなる? 公開時期は? タイトルの意味

「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」のビジュアル(C)創通・サンライズ
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「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」のビジュアル(C)創通・サンライズ

 人気アニメ「ガンダム」シリーズの劇場版「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」(村瀬修功監督)のテレビエディションの最終回にあたる「4/4『テイク・オフ』」が、MBS・TBS系の日曜午後5時のアニメ枠“日5”で2月5日に放送される。劇場版は全3部となることが発表されているが、第2部の公開時期は発表されていない。第2部はどうなるのだろうか?

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 ◇タイトルは「サン オブ ブライト」 息子? 太陽?

 「閃光のハサウェイ」は、1989~90年に富野由悠季監督が発表した小説が原作。宇宙世紀0105年を舞台に、第二次ネオ・ジオン戦争で苦い別離を経験したブライト・ノアの息子ハサウェイが新型モビルスーツ・Ξ(クスィー)ガンダムを駆って、地球連邦政府に反旗を翻す姿を描く。アニメは「虐殺器官」の村瀬さんが監督を務め、第1部が2021年に公開された。

 第2部のタイトルは「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ『サン オブ ブライト』(仮題)」となることが2021年に発表されている。「サン」は「息子」、つまりブライトの息子であるハサウェイという意味かもしれないし、「太陽」という意味かもしれない。バンダイナムコフィルムワークスの小形尚弘プロデューサーは、2021年の取材で「カタカナにしているので、いろいろな意味で捉えることができる。想像して待っていただければ。ブライトが登場すると思います」と語ってきた。

 小説は全3巻で、全3部でアニメ化する。「小説とは変わったところもある」「富野監督にも『中巻だけではもたない!』と言われたのですが、映像化にあたってプラスアルファを入れていきます」とも話している。

 ◇手触りもこれまでとは違ったものに

 2021年の取材では「次の舞台がオーストラリアで、コロナ禍でなかなか取材できない。次の五輪……。(2024年の)パリ(五輪)でもないかもしれない。あんまりお待たせしないうちに……」と公開時期については明言を避けた。第1部はハイクオリティーな映像が話題になったが、映像美を実現するには時間が必要だ。はやる気持ちを抑えて、じっくり待ちたいところだ。

 2022年12月に小形プロデューサーを取材した時点では「鋭意制作中」としか話してくれなかったが、制作状況について「村瀬監督の中で形が見えてきていて、デザインなどは固まりつつあります。今の時点で言えるのは、小説の中巻がメインの話になりますが、小説の印象を大事にしつつ、また違うものになっていきそうです。戦闘シーンが少し増えて、手触りもこれまでとは違ったものになるはずです」と語ってくれた。

 一体どんな“手触り”の作品になるのか? 第1部は「『ガンダム』にとって一つのターニングポイントになった」ともいわれる名作ということもあり、さらなる進化が期待される。

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