小学館のウェブマンガサービス「裏サンデー」「マンガワン」で連載された七尾ナナキさんのマンガ「Helck（ヘルク）」がテレビアニメ化され、日本テレビ、BS日テレで7月から放送されることが分かった。アニメは、佐藤竜雄さんが監督を務め、サテライトが制作する。小西克幸さんが人間を滅ぼすために戦う人間の勇者の主人公・ヘルク、小松未可子さんが魔界の帝国四天王の一人でヒロインのヴァミリオを演じるほか、松岡禎丞さん、石田彰さん、青木志貴さん、白石晴香さんらが出演する。

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　小西さんは「僕も大好きな作品ですので、放送を楽しみにしていてくださいね。僕も放送が楽しみです！　まずは見てください！！」とコメント。小松さんは「この作品は、決してギャグがメインの作品というわけではないのです。魔界と人間界のお話。双方の視点で、物語が繰り広げられます。でも序盤はヴァ……アンちゃん、ギャグのテンション頑張ってます。この作品のタイトルであるヘルクは、一体何者なのでしょうか……。進めば進むほど、引き込まれる作品です。放送をお楽しみに！！」と話している。

　帝国四天王の一人のアズドラ役の松岡さんは「何を隠そう僕自身、実はオーディションの前から『ヘルク』をずっと読んでいて『これアニメ化しないのかなー？ 』と思っていました（笑い）。オーディションがきた時はやっときたかぁ！！と、一視聴者としてめちゃくちゃうれしかったです！　『ヘルク』を知らない方も知ってる方も、本当に純粋に楽しめるお話になっておりますのでぜひとも見ていただけるとありがたいです！　役者陣も皆が鉄球ハンマーお芝居の比喩の殴り合いを現場でさせていただいて、面白くて本当に良いものになっています！　ぜひ見てください！よろしくお願いします！」とメッセージを寄せた。

　新魔王決定戦の副責任者・ホン役の石田さんは「いよいよアニメの『Helck』がやってきます。魔界に与する人間の勇者ヘルクという特異な設定に興味を持った方にはぜひ本作をご覧いただき、いつも絶やされることのないヘルクの笑顔の奥に隠されているものを確かめていただきたいと思います。放送開始までもう少しお待ちください」と話している。
　魔族の諜報員・アスタ役の青木さんは「アフレコしながら、ヘルクたちが動く日をとても楽しみにしていました！　ファンの皆様に喜んでいただけるよう、演者やスタッフさんたちの愛とこだわりがたくさん詰まった作品です。ぜひご期待ください！」とコメント。

　アスタの双子の妹・イスタ役の白石さんは「アフレコで笑いをこらえるのが大変だったくらい皆様のお芝居が楽しく、そしてなによりお話が本当に面白いです！！　大笑いしていたかと思いきや、ハッとさせられるような強いメッセージ性もあり、毎回あっという間の30分になること間違いなしです！！　ぜひ毎話欠かさずにご覧ください！！！」と呼びかけている。

　同作は、一人の勇者の手によって魔王が倒され、新魔王の座をかけた競技会が開かれることとなり、敵であるはずの人間の勇者ヘルクが参加する……というストーリー。大会責任者の帝国四天王ヴァミリオは、ヘルクの参加に激怒。決勝戦を前に魔王ウルムの城が陥落したことを受け、ヴァミリオはヘルクを含む決勝に残った選手たちと共にウルム城奪還に旅立つことになる。ヘルク、ヴァミリオが描かれたティザービジュアルも公開された。

　◇スタッフ（敬称略）

　監督：佐藤竜雄▽シナリオ：根元歳三、広田光毅▽アニメーションキャラクターデザイン：出野喜則▽美術設定：滝口勝久（スタジオちゅーりっぷ）▽美術監督：岩瀬栄治（スタジオちゅーりっぷ）▽美術監督補佐：鈴木大介（スタジオちゅーりっぷ）▽色彩設定：長谷川美穂（緋和）▽撮影監督：志村豪（T2studio）▽編集：兼重涼子▽音響監督：高松信司▽音響制作：三木プロダクション（チームカワドン）▽音楽：平野義久▽アニメーション制作：サテライト

　◇キャスト（敬称略）

　ヘルク：小西克幸▽ヴァミリオ：小松未可子▽アズドラ：松岡禎丞▽ホン：石田彰▽アスタ：青木志貴▽イスタ：白石晴香▽ケンロス：吉野裕行▽ヒュラ：前田玲奈▽ドルーシ：中島卓也▽ロココ：徳井青空▽ピウイ：井澤詩織▽クレス：小野元春▽アリシア：近藤玲奈▽ラファエド：宮内敦士▽ミカロス：平川大輔▽シャルアミ：花守ゆみり▽エディル：七海ひろき▽ゼルジオン：森嶋秀太▽ハラオル：丹羽哲士▽イーリス：愛美