俳優の妻夫木聡さん主演の連続ドラマ「Get Ready！」（TBS系、日曜午後9時）の第8話が2月26日に放送され、闇医者チームの天才執刀医、波佐間永介（通称エース、妻夫木さん）の過去が明らかになった。SNSでは「想像以上にエースの過去が重かった」「エースの過去見てられない涙」「残酷すぎるエースの過去」といった声が相次いだ。

あなたにオススメ

“あの頃”のジャンプ：実写ドラマ化も話題「ウイングマン」　1983年を振り返る

　◇以下、ネタバレがあります

　ドラマは正体不明の闇医者チーム「仮面ドクターズ」の姿を通して、生きる意味を問いただす“ダーク医療エンターテインメント”。神出鬼没の交渉人、下山田譲（通称ジョーカー）を藤原竜也さん、すご腕オペナースの依田沙姫（通称クイーン）を松下奈緒さん、最強ハッカーの白瀬剛人（通称スペード）を日向亘さんがそれぞれ演じている。

　第8話では、エースがジョーカーに促され、過去に救えなかった命について語った。本名の「天野真一」として外科医をしていた若かりしころ、自信に満ちていた天野は反発心から、恩師である真田博（榎木孝明さん）の病院を離れ、剣持理三（鹿賀丈史さん）が院長を務める千代田医大へ籍を移す。

　天野は千代田医大でも、その驚異的な手腕で注目を集めるが、知らず知らずの内に剣持の嫉妬も買ってしまう。千代田医大では「気管支拡張症」「二次性肺高血圧症」を患う少女、坂本青葉（志水心音ちゃん）との出会いがあり、天野は、青葉に絶対病気を治してみせると約束した。

　同じころ、真田の病院から、千代田医大に不動産業界の重鎮、堂前（松澤一之さん）が転院してくる。青葉と同じ「気管支拡張症」を患う堂前は、一向に肺の臓器提供の順番が回ってこないことについて真田に不満をぶちまけ、VIP患者に寛容な千代田医大に移ってきた。

　そして青葉より先に、堂前のドナーの順番が来たと連絡が入り、天野がオペを執刀する。堂前は助かるも、それは剣持の卑劣な謀略だった。剣持のもとに臓器提供の連絡が入ったとき、順番的にはそのドナーは青葉のものだったが、剣持が堂前のものにひそかにすり替えていた。剣持は嫉妬心から、天野の名声を地に落とすことを狙っていた。

　剣持の狙いはもう一つ。それは「日本胸部外科手術学会理事会」の次期理事長と目されていたライバル真田を失墜させることだった。堂前の不自然なタイミングでの転院、天野と真田の師弟関係を逆手に取って罠（わな）をかけたのだ。

　天野は身に覚えのない理不尽な罪を、警察からの追求に反論する気力もなく認めてしまう。そして青葉が死去したことを知らされる。青葉の母（菊池亜希子さん）から「あなたが命に優先順位を付けたなら、娘に生きる価値はなかったんでしょうか」と責められ、青葉が亡くなる直前に書いたという手紙を渡されて号泣する。

　一方、真田は身の潔白を証明しようと裁判で戦い続けるも、無実を証明できずに、志半ばで死去する。生前の真田からは、天野は医療界の未来を託され……と展開した。

　SNSでは明らかになったエースの過去に「天野先生悪くないのに〜」「ぬれぎぬを着せられたうえに、青葉ちゃんが……つらい」「エースはこういう過去があったから、生きる価値があるのかを判断するようになったんだね」といった声が続々と上がった。また剣持に対して「剣持院長、汚すぎる」「クソ院長怒」「剣持胸くそお……」などと怒りの声も上がっていた。