ドラゴンボールDAIMA
第6話 イナヅマ
11月18日(月)放送分
円谷プロダクションとアニメ制作会社TRIGGER(トリガー)によるテレビアニメ「SSSS.GRIDMAN(グリッドマン)」と「SSSS.DYNAZENON(ダイナゼノン)」の新作劇場版「グリッドマン ユニバース」が3月24日に公開される「SSSS.GRIDMAN」は、1993~94年に放送された円谷プロダクション制作の特撮ドラマ「電光超人グリッドマン」が原作のアニメ。高校生の響裕太らが仲間とグリッドマン同盟を結成し、怪獣の脅威に立ち向かう姿が描かれ、2018年10~12月に放送された。「電光超人グリッドマン」に続き「SSSS.GRIDMAN」「グリッドマン ユニバース」でもグリッドマンの声優を務める緑川光さん、裕太役の広瀬裕也さんに「電光超人グリッドマン」「SSSS.GRIDMAN」への思い、「グリッドマン ユニバース」について聞いた。
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緑川さん は!?という反応でした。昔のものが復活することはありますけど、「グリッドマン」が復活すること、しかもアニメであることに二重で驚いたんです。
広瀬さん 「電光超人グリッドマン」が放送されていた時、僕は生まれていなかったんです。オーディションで、初めて作品のことを知りました。裕太は役柄的に記憶喪失ですし、情報を入れすぎない方がいいというお話もあったので、最初は見ないままオーディションに臨みました。アクセスフラッシュも最初は技だと思っていたくらいだったので……。それが裕太らしさにつながったのかもしれません。
緑川さん 最初の方に、撮影所にあいさつに行きましたが、当時は一人で声を収録していました。主役の小尾(昌也)君が収録の見学に来てくれたこともありました。スタッフに「宿題やったの?」と言われたり(笑い)。「途中まで一緒に帰っていいですか!」と言っていただいたことを覚えています。うれしかったですね。「携帯の番号教えてもらってもいいですか?」と言われて、ある時、「今、コミケ会場です!」と電話が掛かってきたこともありましたね(笑い)。
緑川さん アニメですし、違うものになると思っていたけど、想像以上に要素がちりばめられていて、すごいな!と思っていました。原作の魅力を現代のアニメとして表現していて驚いたり、なるほどなあ……と思って見ていました。
緑川さん そうなんです。昔のテイストがあるんですよね。戦闘シーンも特撮の要素があったり、愛を感じます。特撮とは違うアニメならではのカメラアングルなどもありつつ、特撮らしさもあります。
広瀬さん 格好いいですよね! 確かにアニメだからできる演出がありますよね。僕も「電光超人グリッドマン」を見ましたが、アニメは特撮ファンを裏切らない演出、内容で、僕らのような知らない世代もすごく楽しめました。
広瀬さん 先を教えてもらえないまま収録が進みました。「これって何ですか?」と監督に聞いたら「そう思うならそれで」と言われたり(笑い)。監督は、余白を大切にされる方で、見てどう感じたかは、人それぞれですし、正解を伝えられないんです。見た人が想像することを大事にしています。何気ないシーンが大事だったりしますし、リアルなお芝居を求められているのかもしれません。
緑川さん 僕にも特に説明がなかったですね。
広瀬さん グリッドマンはグリッドマンで、こういう性格なんだ!というわけではないですもんね。
緑川さん グリッドマンサイドの日常も見てみたいですね。ドラマCDとかでやってくれないかな? 謎の世界だからね。実は庶民的な世界があったら面白いよね。
広瀬さん 見てみたい!
広瀬さん 絶妙ですよね。どっちも真剣だから面白いんですね。
緑川さん 2次元と3次元が会話しているようなもんだから(笑い)。
緑川さん 「SSSS.DYNAZENON」がある時点で、もう一作品あるんだろうな……と期待していました。「SSSS.DYNAZENON」に僕は出ていないですし(笑い)。映画になるとは思っていなかったし、うれしいです。僕はアニメがずっと好きで育ってきたので、映画と聞くと、すごいものになる!と期待しちゃうじゃないですか。テレビアニメでもすごかったので、どうなるんだ!?と一ファンとして楽しみにしていました。2作品が一緒になり、2倍どころじゃないですよ! 期待していただければ。
広瀬さん テレビアニメの収録当時、ストーリーの詳細を教えてもらってなかったこともあり、ワクワク感がありました。また、ワクワク感が待っている!と楽しみにしていました。出演しているんですけど、そういう気持ちになる作品なんですよね。一ファンとしても劇場で見たいです。それに、謎が回収されたところもあるし、人間ドラマも描かれていて、想像以上に密度が高くなっています!
緑川さん 「電光超人グリッドマン」は、早すぎた作品と言われていました。切り口がすごく面白い作品でしたし、僕は当時からデザインが好きだったんです。当時から参加してる人は少ないのですが、アニメ化によって、より多くの人に知っていただき、この作品をより広めていただき、感謝しています。本当にいい作品でしたしね。アニメをきっかけに、「電光超人グリッドマン」を見てくださる方もたくさんいるし、また特撮も作ってほしいですね。
広瀬さん 「電光超人グリッドマン」は見ていなかったですが、僕らの世代のファンも増えています。今の時代も愛される色あせない名作なので、もっともっといろいろな世代に伝えていきたいですし、懸け橋のようになっていきたいです。「電光超人グリッドマン」の収録当時、緑川さんは僕くらいの年齢だったんです。「SSSS.GRIDMAN」で、隣で収録させていただけることがうれしかったです。いつも気にかけてくださっていて、グリッドマンはどこでも見守ってくれています。
緑川さん (広瀬さんが)経験を積んで、成長を感じられるのがうれしいですね。
広瀬さん 映画で改めて裕太を演じさせていただき、当時の自分に負けないようにしようとしました。たった5年前のことですが、自分の中で変わっているところもあって……。
緑川さん 当時の気持ちを思い出して、トレースしようとしても変わることがあるんですよね。聞いた印象、気持ちのどちらを優先するかが難しい。気持ちはそのままでやってもちょっと違うこともありますし、自分で調整をしなきゃいけないんです。声帯も変化します。テクニックで何とかしないといけない。若い時は感情で乗り切れるけど、テクニックを身につけないと乗り切れないこともあるんです。
広瀬さん 緑川さんは30年たってまたグリッドマンをまた演じられていますし、すごいです……。
緑川さん 発声を変えていますしね。ちょっと安定しないな、と思った時期があって、すごく安定してるほかの声優の方をイメージして、どうなるのか?と風呂場でよく練習していました。こうやるといいのか!となったのですが、やり方を変えたら、戻ってこれないような気もして、怖かったり……。トーンはちょっと変わったけど、自分で微調整ができるようになったんです。
広瀬さん 勉強になります! 僕もまた20、30年後に演じられるように頑張ります。今はちょっと想像できないけど。
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2024年11月22日 05:00時点
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