グローバルボーイズグループ「JO1」の白岩瑠姫さんと女優の久間田琳加さんがダブル主演する映画「夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく」(酒井麻衣監督)が9月1日に公開されることが3月13日、明らかになった。白岩さんは、JO1のメンバーとして映画に初主演。ドラマ「マリーミー!」(2020年)、「青春シンデレラ」(2022年)など主演作が相次ぐ女優で、ファッション誌「non-no(ノンノ)」(集英社)専属モデルなどでも活躍する久間田さんとのラブストーリーとなる。
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原作は、小説サイト「野いちご」で連載され、累計発行部数30万部を超える汐見夏衛さんの同名小説(スターツ出版)。
白岩さんは、自由奔放で絵を描くことが好きな銀髪の高校生、深川青磁を演じる。青磁はクラスの人気者で、久間田さん演じるクラスメートの丹羽茜に「嫌い」と正面から告げるようなはっきりとした性格ながら、謎めいた一面もある複雑な役柄。白岩さんは、自身のトレードマークでもあるハイトーンの髪色を生かしてビジュアルを作り上げた。
久間田さん演じる茜は、過去の「ある出来事」が原因で、優等生を演じており、学校ではマスクが手放せず、本当の自分と周囲からのイメージのギャップに思い悩む女子高生。正反対の青磁と触れ合ううちに心を開き、世界の美しさに気づいていく表情の変化を表現している。
酒井監督は、2017年公開の「はらはらなのか」で商業映画デビュー。脚本は、酒井監督が演出を手がけたドラマ「明日、私は誰かのカノジョ」(2022年)や「雪女と蟹を食う」(同)など話題作に参加したイ・ナウォンさんが担当する。撮影は今年1~2月に行われ、すでにクランクアップしている。
最初にオファーをいただいたときは、初めての映画の主演ということで、うれしい気持ちと同時に不安もあって「感情」が忙しかったです。今回、絵が得意な青磁というキャラクターを演じる上で、実際に絵を描くシーンにも挑戦したのですが、現場の雰囲気がすごく良く、酒井監督やスタッフの皆さんにも優しくフォローしていただいたおかげで、楽しく撮影に臨めました。
現場に入ってすぐのころは、実は少し人見知りをしてしまったのですが、酒井監督から、主演を務める座長として、周りの皆とコミュニケーションを取ってほしいとのアドバイスをいただきました。そこから茜役の久間田さんや共演者の皆さん、スタッフの皆さんに積極的に話しかけるようにして、良い関係を築くことができたと思います。酒井監督には演技面ではもちろん、それ以外の部分でも支えていただき、とても感謝しています。皆で一緒に作り上げた作品ですので、「夜きみ」をたくさんの方に愛してほしいなと思います。
私が演じる茜はマスクが手放せない女の子です。原作小説が書かれたのはコロナ禍の前ですが、マスク習慣が広まった今では、さらにいろいろな見方ができる作品だと思います。今回共演した青磁役の白岩さんは、初めてお会いしたときはクールな印象だったのですが、撮影に入るとおしゃべり好きなことが分かって、役作りでもとても助けられました。酒井監督の作品はこれまでも拝見していたのですが、どの作品も画(え)がとてもきれいで、いつかお会いしてみたいと思っていました。
今回演じた茜役はマスクをするシーンが多く、目線の演技が大切になるため、難しい役柄でもあったのですが、酒井監督にはたくさんアドバイスをいただき、助けていただきました。この作品には、どの世代の方が見てもときめく要素がちりばめられています。私も演じていて心地良いと思う瞬間が何度もあったので、スクリーンを通して伝わったらうれしいです。
「マスクの着用が個人の判断に委ねられる」時期がやってきました。自分にとってマスクは、いつしかお守りのようになっている部分があったので、戸惑っているというのが、本心です。そんなときに出合ったのが、コロナ前に書かれたこの物語でした。優等生であり、学校ではマスクを手放せない茜と、自由奔放で画家を目指している青磁のお話。
この2人は、自分の気持ちを代弁してくれたような、晴れやかな気持ちにさせてくれました。ガラスのように割れやすくもきれいな青春のきらめき、将来への期待と恐怖、初めて知る恋心、すべてがきれいで、心が洗われました。
白岩さんの持つはかない強さと、久間田さんの持つ優しいまなざしが、役を通し交わり、エモーショナルな瞬間を捉えられ、とても幸せでした。
スタッフ一同、真摯(しんし)に純度の高い青春と向き合いました。皆様にお届けする日が待ち遠しいです。
このたび「夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく」の映画化が決定いたしました。
酒井監督の彩り豊かでありながら透き通る清澄感に満ちた世界観、白岩さんの全身から放たれる圧倒的な存在感と吸い込まれそうな瞳、久間田さんの内側から発光するような透明感と弾(はじ)けるような笑顔を拝見して、僭越(せんえつ)ながら「素晴らしい作品になるに違いない!」と確信しました。
このような機会をいただけたのは他でもなく、これまで本作を応援してくださった皆様のおかげです。本当にありがとうございます! 一緒に公開を心待ちにしていただけましたら幸いです。
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