俳優の吉岡秀隆さん主演のNHKドラマ「犬神家の一族」が、4月22、29日の午後9時から、BSプレミアムとBS4Kで放送されることが決定した。併せて、野々宮珠世を古川琴音さんが演じることが、分かった。古川さんのほか、金子大地さん、南果歩さん、堀内敬子さん、芹澤興人さん、野間口徹さん、皆川猿時さん、小市慢太郎さん、倍賞美津子さんも出演する。

あなたにオススメ

来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹”　朝ドラヒロインまで手が届くか

　NHKでは、「獄門島」（2016年）、「悪魔が来りて笛を吹く」（2018年）、「八つ墓村」（2019年）の3本の金田一シリーズを放送してきた。前作、前々作に続き、名探偵の金田一耕助を吉岡さんが演じる。また、犬神家創始者の長女・松子役を大竹しのぶさんが務める。

　吉岡さんは「『犬神家の一族』といえば湖に浮かぶ逆さになった2本の足、おそらく横溝正史先生が執筆中に想像していたであろう景色がそこにありました。金田一耕助を演じることは古典を知り、新作を作ることなのかもしれませんが、今回も普遍的な愛の話になったこと、それも監督はじめスタッフの人柄があったからこそできた作品だと思っております」と振り返った。

　大竹さんは「撮影は1月の寒い岡山県で、連日早朝から深夜までのハードな日々でしたが、現場は常に心地よい緊張感と、やる気と笑顔にあふれていました。スタッフ、キャスト全員の、良いモノを作るんだという誇らしい気持ちを感じ、何だかデビュー当時の映画作りの現場を思い出しました」とコメントした。

　古川さんは「豪華なキャスト・スタッフの中でお芝居できているのも夢見心地で、とても光栄でした。作り手によって解釈がさまざまな物語だと思っていましたが、実際に演じてみて、再発見の多さに物語の懐の深さを改めて感じました」と語った。