放課後カルテ
第6話 そんな状態では見えるもんも見えないぞ
11月16日(土)放送分
俳優の横浜流星さんが、2025年に放送されるNHKの大河ドラマ「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)~」の主演を務めることが4月27日に発表され、同日に東京・渋谷の同局で行われた会見に出席した。本作は江戸時代を舞台に、“江戸のメディア王”蔦屋重三郎(つたや・じゅうざぶろう)の生涯を描く。横浜さんは「役者をやっていくうえで一つの目標であった大河ドラマに初出演、そして初主演に自分を選んでいただき、大変光栄に思います」と今回の“抜てき”について語った。
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オファーを受けたのは昨年の秋頃だといい、「大河ドラマも出たことがなければ、朝ドラ(NHK連続テレビ小説)も出たことがない自分に、なんでお話をいただけたんだろうという驚きが隠せなかった」と振り返り、「顔合わせをしていろいろ話していく中で、少しずつ実感がわいてきて、今こうして皆さんの前に立って発表させていただけて、この作品をしっかりと届けなければいけないという覚悟を強く持っています」と決意をにじませた。
横浜さんは、2014~15年に放送された特撮ドラマ「烈車戦隊トッキュウジャー」の撮影終了後から、何度か大河ドラマや朝ドラのオーディションに挑戦してきたといい、「なかなか自分の力不足で選んでもらえなかったですけど、しっかり一つ一つやって今があると思うと感慨深いなと思っています」と笑顔を見せた。
「べらぼう」の撮影は「楽しみなことしかない」といい、「自分が芝居の楽しさを知り、この世界で生きていくと決めた特撮ドラマも1年弱の撮影だったんですけど、大河ドラマは1年半にわたって役と作品に向き合える。こんなに幸せな機会はないですし、役と共に役者としても人間としても成長できたら」と意気込みを語った。
本作は、天下泰平、文化隆盛の江戸時代中期。喜多川歌麿、葛飾北斎、山東京伝、滝沢馬琴を見出し、日本史史上最大の謎の一つ“東洲斎写楽”を世に送り出し、“江戸のメディア王”として時代の寵児になった快男児・蔦屋重三郎が主人公。日本のメディア産業「ポップカルチャー」の礎を築き、時に“お上”に目を付けられても“面白さ”を追求し続けた人物“蔦重”こと蔦屋重三郎の波瀾(はらん)万丈の生涯を描く。
脚本を、TBS系の連続ドラマ「JIN-仁-」「義母と娘のブルース」、NHKの「ドラマ10『大奥』」などの森下佳子さんが手がける。
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