俳優の水谷八重子さんと波乃久里子さんが、4月28日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」（テレビ朝日系）に出演。2人の正反対な私生活について語った。

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　10代から新派の舞台に立ち続けている水谷さんと波乃さんは、60年来の盟友。共演も多く、舞台上での息はピッタリだが、2人の性格は「白と黒のように違う」という。同じ楽屋で過ごすと、寒がりな水谷さんと暑がりな波乃さんは室温の調節を巡ってけんかになることも多いと明かした。

　コロナ禍の過ごし方もバラバラだった。水谷さんは「着る物もTシャツに楽なパンツをはいて。それで寝て、起きて、テレビ見て、また寝て。それが日常になっちゃって。これを3年やってました」と笑い、「何やるにもむなしいのよ。芝居がない。やることがない。物を片付けようと思っても、手を伸ばしかかってその気力がない」と心境を吐露した。

　一方、波乃さんは「今まで自分のことしか考えなかった。芝居のことだけは興奮するんですけど、人に対して興味がなかった」といい、3年間で「ご飯の作り方とかお洗濯、掃除、（知り合いから）全部マナーをたたき直してもらって。それで“花嫁修業”をやっています。少し人間らしくなったかしら」と笑顔を見せた。

　また、波乃さんが自宅を几帳面（きちょうめん）に整理整頓する映像が流れると、水谷さんは「多分、病気だと思います」と一言。波乃さんは「私のこと？　すごいわ～」と困惑の表情を浮かべた。