ワンピース エッグヘッド編
第1151話 父と描いた夢!ボニーの自由な未来
11月30日(日)放送分
マンガ「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」の赤坂アカさん、「クズの本懐」などの横槍メンゴさんの豪華タッグによる人気マンガが原作のテレビアニメ「【推しの子】」。4月に放送をスタートし、最新話が放送される度に関連ワードがツイッターのトレンドを席巻するなど大きな話題を呼んでいる。アニメを制作するのは、「ちいかわ」「私に天使が舞い降りた!」などで知られるアニメ制作会社・動画工房で、原作の繊細なタッチを再現した圧倒的なクオリティーの映像が、ファンを驚かせている。アニメを手掛けたKADOKAWAの吉岡拓也プロデューサー、山下愼平プロデューサーに動画工房の魅力を聞いた。
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「【推しの子】」は、「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で2020年4月に連載をスタートしたマンガ。人気マンガ家の赤坂さんと横槍さんがタッグを組み、新たな切り口で芸能界を描き、連載当初から話題になった。地方都市で産婦人科医として働くゴローの前に、ゴローの“推し”のアイドル・アイが現れるところからストーリーは始まる。序盤はアイの妊娠、出産、そして非業の死という激動の人生が描かれ、その後は、アイがのこした双子の兄妹、アクアとルビーの物語が展開する。アニメは、「私に天使が舞い降りた!」などの平牧大輔さんが監督を務め、「彼女、お借りします」などの平山寛菜さんがキャラクターデザインを担当する。
山下さんは、アニメ化を企画する際、原作サイドに「原作を全て再現した上で、拡張したい」と提案した。「マンガ原作をアニメ化する上では、原作に描かれていないコマとコマの間を埋める作業は絶対必要です。例えば、キャラクターの背後の絵はどうなっているんだろう?とか、原作に描かれていない細部を突き詰めるのも“拡張”です」と説明する。
山下さんは、これまでも平牧監督、動画工房とさまざまな作品を手がけてきたが、「“神は細部に宿る”ということを突き詰めた」といい、その細部へのこだわりは「【推しの子】」でも発揮されているという。
「『【推しの子】』では、助監督の猫富ちゃおさんがすさまじい勢いで、細部を全て請け負ってくれています。色の表現、光の当たり具合などを色彩や撮影の担当者に渡す前に自分で考えてやってくださっている」
平牧監督、猫富さんを船頭にした繊細な作業を実現させるのが、動画工房のスタッフ間の連携のスピードだという。
「すごくアットホームな会社なんですよね。スタッフの距離間が近い。物理的にも心理的にも距離間が近いので、意思疎通が早い。コロナの影響でリモート作業も多い中、全員が同じ方向を向いて作業ができるというのはすごいと思います」
吉岡さんは動画工房について「皆さん、勉強家。アニメ作品だけでなく、実写作品を見たり、本を読んだり、外に出かけてさまざまな風景を見たり、貪欲に勉強されているからこそプロの仕事ができる」と感じるという。「【推しの子】」のキャッチコピーは「この芸能界(せかい)において嘘(うそ)は武器だ」だが、動画工房は「嘘のつき方がすごく上手」と魅力を表現する。
「やはりアニメーションは、既にあるものをそのまま描いても魅力はないので、嘘をつかないと実写で綿密に撮られた表現には絶対勝てない。ただ、本当に勉強をしていなければ嘘をついても画(え)として壊れてしまうだけなので、勤勉さに裏打ちされた上手な嘘をアニメーションとして表現している」
制作スタッフには「【推しの子】」のファンも多く、キャラクターの髪の色や、各シーンの色味など「【推しの子】に合う色」「【推しの子】に合う処理」を模索し、動画工房としても「これまでやったことがないことをやろう」と新たな表現に挑んでいるという。
山下さんは「例えば、廊下のシーンの影の入れ方一つをとっても、実際廊下は暗いのですが、キャラクターが教室へ入ってきた瞬間に光が当たるように演出に合わせて作ってくれる。それもこちらから指示をするのではなく、『影の入れ方が濃かったので、もう少し薄くしました』などと“自主リテーク”してくれるんです。各部署のプロフェッショナルが、気になるところがあったら時間が許す限りやりきる。しかも、それを好きでやっている。そうした気概が映像にも現れていますよね」と動画工房に絶大な信頼を寄せている。
研さんを重ね、妥協することなくより良い表現を模索し、「【推しの子】」の世界観を表現しようとする動画工房。今後もどんな映像で視聴者を驚かせてくれるのか、期待が高まる。
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2025年12月06日 19:00時点
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