2024年度後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)のタイトルが「おむすび」と発表され、俳優の橋本環奈さんがヒロインを務めることが8月9日、NHK大阪放送局(大阪市中央区)で行われた制作発表会見で明らかになった。
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橋本さんは、1999年2月3日生まれ、福岡県出身。2007年から芸能活動を開始。2022年12月31日に放送された「第73回NHK紅白歌合戦」の司会を務めた。NHKのドラマに出演するのは初めて。
会見で橋本さんは「朝ドラヒロインらしく、あとギャルなので明るく楽しく皆さんに元気のいい1日のスタートが切れるように、明るい朝をお届けしたいなと思っております」と意気込みを語った。
連続テレビ小説第111作となる「おむすび」は、橋本さん演じるヒロインが、ギャルとして自分らしくポジティブに生き、平成・令和の荒波をたくましく突き進む物語。あることがきっかけで“人のために役立つ喜び”に目覚め、栄養士を目指すという展開だ。脚本は「正直不動産」「ハコヅメ ~たたかう!交番女子~」をはじめ、数々のヒットドラマや映画の脚本を手がけてきた根本ノンジさんが担当する。
橋本さんが演じる米田結(よねだ・ゆい)は、平成に元号が変わった最初の日に生まれる。自然豊かな福岡県糸島市で育ち、そのせいか、どんなものでもおいしそうに食べる。農業を営む結の家族も明るくて能天気だが、実は何かと複雑な事情もある……という役どころ。高校卒業後、あることがきっかけで神戸、そして大阪へと移り住み、栄養士の道を歩み始める。「おむすび」は、幼いころにつけられた結のあだ名だが、本人はあまり気に入っていないという設定だ。
今年に入ってからオファーを受けたという橋本さんは「本当にびっくりしました」というが、福岡出身で「福岡も神戸、大阪とテーマの中に入っていて、それもすごく運命的なシンパシーも感じました」と語った。
平成のギャルを演じるが「私、ギャル大好きで。ギャルって底抜けに明るいじゃないですか。ポジティブで負けん気の強さだったり、物事のそもそもの考え方がポジティブな印象があるので、ギャル魂みたいなものを宿しながらやりたい」と目を輝かせた。
「仲の良い友達に朝ドラのヒロインの子がいて、大変だという話は聞いている」としつつ、「食に関わるテーマなので、とにかくよく食べてよく寝て、健康管理をしながら朝ドラヒロインとして元気よくやっていけたら」と話した。
朝ドラは、神木隆之介さんの「らんまん」が放送中で、2023年後期は趣里さんの「ブギウギ」、2024年度前期は伊藤沙莉さんの「虎に翼」が放送される。
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