良いこと悪いこと
最終話 真犯人、だーれだ?
12月20日(土)放送分
俳優の前田敦子さんが10月31日、東京都内で行われた、11月12日から放送される「連続ドラマW OZU~小津安二郎が描いた物語~」(WOWOW)の第3話「非常線の女」の舞台あいさつに共演の高良健吾さんと登場した。高良さん演じる拓実と恋人同士の時子役で主演を務めた前田さんは、高良さんとの共演について聞かれると「先輩としてももちろん尊敬しているけど、仲良くもさせていただいているので、ちょっとこっぱずかしい役ではあったかなと思います」と照れ笑いで語った。
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以前にも高良さんと共演している前田さんは、改めて印象を聞かれると「共演者のみなさんが高良さんにどんどんほれていく姿をいつも現場で見ているんですけど……今回は高良さんのかっこよさがピカイチの作品だった」と絶賛。高良さんも「前田さんに対して絶大な信頼感というか安心感がある」といい、「ふざけられますよね。(カメラが)回っていない時はふざけた話ができるというか、それぐらい心許せる女優です」と前田さんへの信頼を明かしていた。
「OZU」は、映画監督・小津安二郎さんの初期のサイレント映画をオムニバス形式で、現代に置き換えた設定でリメーク。カラー映像で音声付き。第3話は、1933年に公開されたギャング映画「非常線の女」のリメークで、時子は昼に歯科助手の仕事をする一方で元ボクサーの恋人・拓実らと美人局(つつもたせ)など悪事を働く日々を送っていたが、ある日、拓実が仲間のユウキの姉・彩(片山友希さん)から弟を巻き込まないでほしいと頼まれ……というストーリー。
前田さんは、出演の話を聞いた時の心境について「正直、最初は自分が受けて大丈夫なのかと不安から入った」と気持ちを吐露。「みなさんがすごく熟知していて、せりふが入った新しい『非常線の女』を真剣に作られているのがすぐに分かったので、『これは食らいついていくしかないな』と……」と当時の思いを回顧。さらに「撮影現場の記憶があまりないです(笑い)。全作品7日間という決まりの中で撮影しなきゃいけなくて、すごく濃密だったので。撮影現場の幸福度はすごく高かったんですけど、ちょっと覚えてないですね」と笑いながら振り返っていた。
舞台あいさつは、東京都内で開催中の「第36回東京国際映画祭」内で上映された後に実施され、松本優作監督も出席した。
「連続ドラマW OZU~小津安二郎が描いた物語~」は、11月12日から毎週日曜午後10時にWOWOWプライム・WOWOW4K・WOWOWオンデマンドで放送・配信される。全6話で、前田さん主演の「非常線の女」は26日に放送される。
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