終幕のロンド ―もう二度と、会えないあなたに―
最終幕 隠蔽を許さない…遺品整理人、最後の戦い
12月22日(月)放送分
フジテレビのオムニバスドラマ「土曜プレミアム『世にも奇妙な物語’23秋の特別編』」が11月11日午後9時から放送される。草なぎ剛さん主演の「永遠のふたり」、北村一輝さん主演の「地獄で冤罪(えんざい)」、西野七瀬さん主演の「走馬灯のセトリは考えておいて」、溝端淳平さん主演の「トランジスタ技術の圧縮」の4本で構成。4本とも新作のオリジナルで、タモリさんがストーリーテラーを務める。
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【永遠のふたり】 研究所の助教授・坂本一(草なぎさん)は教授を殺害した疑いをかけられ、教授の秘書・安藤リカ(大西礼芳さん)と古い研究室に立てこもる。警察の特殊部隊が研究室を包囲し、突入の指示を今かと待ち受けている。坂本は必死に自分の無実を訴えるが誰も聞かない。
二宮警部(江口洋介さん)が事件現場に到着し、さらなる説得を始めるが坂本は応じない。二宮警部はタイミングを見計らい特殊部隊に突入の指示を出す。それに気づいた坂本は、とあるボタンの前に立つ。意を決してボタンを押す坂本。すると、世界は一変する。
【地獄で冤罪】 弁護士の山根航平(北村さん)が夜遅く誰もいない事務所で仕事をしていると、部屋の向こうから「僕は、無実なんです!冤罪なんです!」と狂気を帯びた声が聞こえてくる。突然の事に恐怖を感じる山根。その声の主は、殺人の罪で先日死刑が執行されたはずの三雲一郎(花江夏樹さん)だった。
三雲によると、自分は冤罪で死刑になり地獄に落ちた。そして地獄でも裁判を受けているという。ここでも無実を証明できなければ、地獄で永遠に苦しむことになってしまうと訴える。山根は不信感を持ちつつも、三雲の無実を証明するため地獄の裁判の弁護を引き受けることに。山根が事件を調べていくうち驚愕(きょうがく)の事実が明らかとなっていく。
【走馬灯のセトリは考えておいて】 近未来の日本ではライフログを活用し、ライフキャストを生み出す技術が発展している。ライフログとは、ある人の生前の生活、趣味趣向、口調などのデータであり、それを上手くロボットに注入できると、その人そっくりのまるでクローン(ライフキャスト)を生み出すことができる。
小清水イノリ(西野七瀬さん)は質の良いライフキャストを造るライフキャスターとして評判だ。しかし、イノリは「あんなのは魂のない人形」と言い、仕事を辞めようと考えていた。そんなある日、イノリのもとに、かつて一世を風靡(ふうび)したバーチャルアイドル・黄昏キエラのライフキャストの制作依頼が届く。50年以上前のバーチャルアイドルのライフログを集めるのに苦戦するイノリだが、次第にキエラの過去の隠された秘密にふれていく。
【トランジスタ技術の圧縮】 実在する月刊のエレクトロニクス専門誌「トランジスタ技術」の圧縮に命を賭けた男たちの戦いを描く。「トランジスタ技術」は辞書のように分厚い。分厚いが故に保存するには日本の家屋は手狭だった。そこで人々は「トランジスタ技術」を圧縮しようではないかと考えるに至った。それはやがて、生活の知恵を越え、世界的な競技となった。
“圧縮の神”と呼ばれた男を師匠にアイロンを用いた圧縮技術を受け継いだ梶原倫夫(溝端淳平さん)。そこに立ちはだかるのは脅威の握力でページをむしり取り圧縮する坂田成実(阿部亮平さん)。勝利を手にするのはアイロンか握力か。熱き男たちの奇妙な戦いが今幕を開ける。
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