どうする家康:溝端淳平、10代シーンで松本潤から「オジサン」の指摘 ファンミーティングで裏話 北川景子、小手伸也とトーク

NHK大河ドラマ「どうする家康」 ファンミーティングに登場した(左から)北川景子さん、溝端淳平さん、小手伸也さん=NHK提供
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NHK大河ドラマ「どうする家康」 ファンミーティングに登場した(左から)北川景子さん、溝端淳平さん、小手伸也さん=NHK提供

 松本潤さん主演のNHK大河ドラマどうする家康」(総合、日曜午後8時ほか)のファンミーティングが、東京都内で3月19日に行われ、今川氏真役の溝端淳平さん、お市の方役の北川景子さん、大久保忠世役の小手伸也さんが登場。トークショーで、撮影の裏話を披露した。

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 今回が初大河の溝端さんは、出演が決まった際に以前から交友のあった徳川家康役の松本さんにLINEで報告したところ、すぐに電話がきたといい、「『淳平だから、アクションとか、何も気を使わずにやるから』と言われて。よかったね、おめでとうとか、そういうのは一切なかったですね(笑い)」と松本さんの口調をまねて話した。

 さらに、松本さんと10代の設定のシーンを演じたときのエピソードとして、「立ち上がるとき、思わずフーって息を吐いたら、松本君に『淳平、それ若くない。30代出てる』と言われて、そうですよね、と(笑い)。お互い“オジサン”っぽさが出たら指摘し合おうと約束しました」と明かし、会場の笑いを誘った。

 北川さんは役作りについて「岡田(准一)さん演じる、“あの”信長の妹なので、振り切ってやろうと思いました」と、クランクイン当時を振り返り、「リハーサルで初めてご一緒したとき、すごい迫力で、『お兄ちゃんこんな感じなんだ』と(笑い)。あの圧倒的な“ラスボス感”、パワーに圧倒されて、声がかすれてしまいました」と告白。

 第4回のラストで、家康から結婚を断られる前に自分から身を引くシーンでは、「本当なら泣いちゃいたいくらい恥ずかしいはず。でも、家康様に恥をかかせないように、言わせる前に自分から言わなきゃいけないという、強さと悲しさがあり、難しいシーンでした」と語った。

 一方、小手さんは、松本さんについて「とてもクレバーで視野が広い」と称賛。松本さんを少しでも元気づけようと現場で披露しているティラノサウルスのモノマネを再現し、観客から大きな拍手を受けた。

 登壇直前、松本さんからイベントで紹介するためのメッセージが届いたと明かし、「『小手さんはみんなの芝居を見て、その場で細やかな芝居を合わせてくださるので、とても頼りにしています。でも、当日セリフを覚えるので、テスト中によく甘噛(が)みをするのですが、それはやめてください』と書いてあって……本当に申し訳ない!」と公開謝罪した。

 最後に、今後の見どころを聞かれ、北川さんは「時代に翻弄(ほんろう)されたとか、政略結婚もあって大変な人生だったというふうに描かれることが多いのですが、今回の市は『織田のために何ができるか』と、家を背負う意識が強いんです。再登場するときは、結婚して落ち着いていても、どこか強い心は持っておきたいと思って演じました。ぜひ、お楽しみに」と笑顔。溝端さんは「本日(第11回)と来週(第12回)で『第1章完結』じゃないですが、今川家と徳川の関係に決着がつきます。特に第12回は、氏真がどんな思いで生きてきたかが集約されていますので、ぜひ見ていただけたら」とアピールした。

 小手さんは「戦国時代の決断の難しさと言いますか、ひりひりとした状況が続く中、僕らがいかにして生きていくかが描かれていきます。これから殿(家康)がいろいろな決断を迫られて、それが合っているか間違っているかは後の歴史が判断するのでしょうけど、とにかくその時を懸命に生きていく殿を、家臣団は見守り、ついていくだけ。視聴者の皆さんもそんな殿を、家臣団と同じ気持ちで見守っていただきたい」としめくくった。

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