終幕のロンド ―もう二度と、会えないあなたに―
最終幕 隠蔽を許さない…遺品整理人、最後の戦い
12月22日(月)放送分
趣里さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ブギウギ」(月~土曜午前8時ほか)で、東京に行ったスズ子(趣里さん)が身を寄せる下宿先の主人、小村チズを演じている俳優のふせえりさん。11月6日に放送された第26回で初登場すると、スズ子と秋山(伊原六花さん)を出迎えたチズのマシンガントークがさく裂し、2人は口を挟む暇もなく圧倒されていた。ふせさんが、「ブギウギ」の撮影秘話や見どころなどを語った。
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ふせさん演じる小村チズは、辛島部長(安井順平さん)から紹介され、スズ子が東京で住むことになる下宿屋の主人。おしゃべり好きで明るい性格で、元力士の夫・吾郎(隈本晃俊さん)との間に子供がいないため、スズ子を娘のように思っている。
ふせさんは、チズのマシンガントークについて、「台本をいただいて見たらせりふがいっぱいあって、これ大変だなと思いました。でも楽しみでもありました」と語る。
チズが営む下宿屋は「来るものを拒まず、来たら全員が家族、というようなイメージでとてもオープンです。チズと吾郎さんには揺るぎない愛情があって、だから他の人にも愛情を注ぐことができるんだと思うし、そんなおせっかいができるいい時代なんだと思います。今なら、下宿のおばさんと一緒にご飯を食べるなんて、若い人は嫌がるでしょう。チズの役割は、スズ子にとって『東京のお家』であって、そこで見守るということだと思っています」と感じているという。
下宿するスズ子と秋山を演じる趣里さんと伊原さんについては、「お二人ともすごく爽やか」といい、趣里さんには「役に入り込みすぎないで演じている印象で、それがいいなと思いました。あまりどっぷりと入り込むのではなく、『趣里さん目線』のスズ子を演じています」と表現。
伊原さんには、「かつて『バブリーダンス』を見ていて、面白いことを真剣にやっている姿が印象に残っていました。実際にお会いしてもその印象の通りで、真剣に表現するというか、心でお芝居なさっています」と評する。
印象に残っているシーンは「秋山さんと吾郎さんが相撲をとったシーン」だといい、「相撲をとる様子を見て、ワーッと言いながら盛り上がり、本当に娘たちと楽しんでいるようでした。秋山さんはその後にすぐ大阪に帰ってしまいますが、スズ子たちと本当に打ち解けられたようなシーンになりました」と振り返る。
夫・吾郎は料理上手でまかない担当だが、「ご飯を食べるシーンも多く、印象に残っています。このご飯がスズ子の原動力になっていると思います。ご飯が本当においしくて、しかもちゃんと関東の味付けになっています。撮影が終わっても、本当においしいからみんなで食べています(笑い)」と明かす。
視聴者に向けて、「スズ子は東京に来てからもいろいろありますが、それでもこの『東京のお家』があったから、歌っていける、頑張っていけるんだと思っています。下宿屋に帰ってくるとスズ子の本音が出たりしますが、視聴者の皆さんにとってもほっとできる場所であったらいいなと思います」とメッセージを送った。
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