集英社のマンガアプリ「少年ジャンプ+(プラス)」で連載中のアンギャマンさんのマンガが原作のアニメ「ラーメン赤猫」が、テレビアニメとして2024年7月からTBS系28局で放送されることが分かった。声優の津田健次郎さんが、ラーメン店「ラーメン赤猫」の茶トラねこの店長・文蔵(ぶんぞう)を演じることも発表された。青のハチマキと店のエプロンを着けた文蔵のキャラクター設定画も公開された。
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メインスタッフも発表され、劇場版アニメ「交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1」などの清水久敏さんが監督を務め、「牙狼-GARO-」シリーズなどの久保亨さんがシリーズ構成・脚本、「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」などの千葉道徳さんがキャラクターデザインを担当することが分かった。「呪術廻戦」第1期、「劇場版 呪術廻戦 0」を手がけた朴性厚さん率いるアニメ制作会社・E&H productionが制作する。
文蔵を演じる津田さんは「『ラーメン赤猫』で文蔵を演じさせていただくことを光栄に思います。独特の世界観、情緒あふれるこの作品を楽しんでいただけるよう頑張ります。ぜひ見てください。お楽しみに!」とコメントを寄せている。
清水監督は「仕事がつらい時、楽しみにしていた作品が『ラーメン赤猫』でした。なんというか元気をもらえる作品なのです。なので自分の手でアニメを作りたいと強く思っていたところ、念願かないアニメ化が決まり、この度、監督を務めることになりました。この作品の魅力をいかに漏らさずにアニメに落とし込むか。なかなか大変な作業ではありますが、楽しいことでもあります。現在鋭意制作中です。皆さんの期待を裏切らぬように、丁寧に作っていきたいと思っています」と語っている。
シリーズ構成・脚本の久保さんは「インディーズ掲載が始まった時から欠かさず読んでいた本作。日々の生活でたまったあらゆる毒素をデトックスしてくれるすてきなマンガ。その大好きな『ラーメン赤猫』に関わらせていただき、とても幸せな限りです。監督を筆頭に関わるスタッフ全員が熱意あふれる方々ばかりです。気を引き締め、奇をてらわず、しっかりと一杯一杯丁寧に愛情込めて配膳したいと思います。どうぞよろしくお願いいたします」と話している。
キャラクターデザインの千葉さんは「久しぶりの原作もののキャラデザなので新鮮な気持ちで作業しております。自分の今まで関わってきた作品の方向とは大分違っていて、ある意味ここまでたどり着いたかという感慨もありますが、最後までやり切って初めてそう言えるので、余計な事は考えずに机に向かおうと思います。消費スピードの速い昨今ですが、しっかりと残る作品となればと。応援よろしくお願いします」とコメント。
E&H production代表の朴さんは「いつも仕事に疲れていた時に読んで癒やされていた『ラーメン赤猫』。E&H productionでアニメーション制作ができて大変光栄です。清水監督含め社内のクリエーターたちが一致団結して、視聴者の心に響く作品を作りたいと思いますので、アニメ『ラーメン赤猫』応援お願いします。私は湯切りに魂を込めます!」と語っている。
アンギャマンさんは「皆様の多くのご声援によって『ラーメン赤猫』のアニメ化が決定いたしました。『ラーメン赤猫』は『ジャンプ+』インディーズ連載という少し違った連載形式でスタートしながらも皆様の応援によりついにはアニメ化されることとなりました。読者の皆様、ジャンプ+編集部の皆様、担当編集伊藤さん、心よりお礼申し上げます」とコメント。
「清水監督、津田さんはじめアニメ制作チームの皆様も『ラーメン赤猫』の常連客のごとく猫好きがおられるようで、熱意をもってキャラクターたちをアニメーション表現の中に再構築してくださっています。これまで応援してくださった皆様にも、これから新しくご覧になる方々にも、お店に行ってみたい、ラーメンを食べてみたいと感じていただける作品になることを願っています。アニメ『ラーメン赤猫』、わたしも楽しみです!」と思いを語っている。
文蔵のフィギュアが、グッドスマイルカンパニーの「ねんどろいど」シリーズから発売されることも発表された。
「ラーメン赤猫」は、2021年11月にマンガ投稿、公開ウェブサービス「ジャンプルーキー!」に投稿され、企画「ジャンプ+連載争奪ランキング」で1位に選ばれて、インディーズ連載をスタート。2022年10月にコミックスが発売され、同月公開の第30話から「少年ジャンプ+」で通常連載化された。「次にくるマンガ大賞2022」のウェブマンガ部門で5位にランクインするなど人気を集めており、異例のスピードでアニメ化が決まった。
猫だけで営むラーメン赤猫を舞台に、人間の珠子が、猫たちのお世話係を任される……というストーリー。ブラッシングを通じて垣間見える“猫模様”、さまざまな客が織り成す人間模様が描かれている。コミックスが第6巻まで発売されている。
監督:清水久敏▽シリーズ構成・脚本:久保亨▽キャラクターデザイン:千葉道徳▽アニメーション制作:E&H production▽プロデュース:E&H production、グッドスマイルカンパニー
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