ブギウギ:久々登場の梅吉 スズ子にかけたある言葉が話題 視聴者「刺さった」「一言にすべて詰まっててすごい」

NHK連続テレビ小説「ブギウギ」第89回の一場面(C)NHK
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NHK連続テレビ小説「ブギウギ」第89回の一場面(C)NHK

 趣里さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ブギウギ」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第89回が2月7日に放送され、スズ子(趣里さん)の父・梅吉(柳葉敏郎さん)が、第50回(12月8日放送)で東京を離れて香川に行って以来、約2カ月ぶりに登場。スズ子にかけたある言葉に、視聴者が注目した。

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 第89回では、梅吉が香川から、スズ子とその娘の愛子を訪ねてやって来る。久しぶりの親子の再会に喜ぶ梅吉は、スズ子に代わって愛子の面倒を見てやろうと言い出す。しかし、梅吉の慣れない手つきに泣き叫ぶ愛子。見かねたスズ子は、愛子の子守りを引き受け、梅吉に代わりに料理をするよう頼んだ。

 夕食時、梅吉はスズ子に「久しぶりやろ、お父ちゃんの料理。うまいやろ?」としつこく尋ねる。スズ子は「思い出したわ。お父ちゃんの恩着せや。ホンマ疲れるわ」とあきれた様子で答えた。スズ子が「お父ちゃんがおるとカリカリすんねん」と言うと、梅吉は愛子に「嫌やなあ。お母ちゃん、カリカリしてなあ~」と話しかけた。

 愛子が眠りについた後、梅吉は酒を飲みながらスズ子と近況を語り合う。おでん屋の伝蔵(坂田聡さん)や、下宿先の主人・チズ(ふせえりさん)と夫の吾郎(隈本晃俊さん)が消息不明だと知った梅吉は、「まあな、みんな大変やったけなあ。こうやって孫と娘の顔見て酒飲んでるワシは、それだけで幸せ者やな」としみじみ語った。

 続けて「けど、孫より我が子の方がどんだけ可愛いか。親いうんはそういうもんやけ」と言うと、「大丈夫なんか?」「つらかったやろ」と恋人の愛助(水上恒司さん)と死別したスズ子を気遣った。

 梅吉は「ワシもな、ごっついつらかったわあ。もう何年や、ツヤちゃん(水川あさみさん)死んで。今でもたまにな、あっ、ツヤちゃんおらんのか思う時があんねん。立ち直れんで……。愛する者に早う逝かれるいうんは」と吐露し、愛する者に早く旅立たれた同士支え合おうとスズ子に語りかけた。

 スズ子を気遣う梅吉の言葉に、SNSでは「『つらかったやろ』の一言にすべて詰まっててすごい」「梅吉とスズ子が、親子ではなく、最愛の人を亡くしたもの同士として共感するのがとても良かった」「きっとスズ子には救いだったと思う」「乗り越えず、立ち直ることも必要ない。梅吉の言葉が改めて刺さりました」といった声が上がった。

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