烏は主を選ばない:テレビアニメがNHK総合で4月6日スタート 追加キャストに日野聡、河西健吾、青山吉能、田中敦子

「烏は主を選ばない」の声優陣(C)阿部智里/文藝春秋/NHK・NEP・ぴえろ
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「烏は主を選ばない」の声優陣(C)阿部智里/文藝春秋/NHK・NEP・ぴえろ

 阿部智里さんの人気ファンタジー小説「八咫烏(やたがらす)シリーズ」(文藝春秋)が原作のテレビアニメ「烏は主を選ばない」が、NHK総合で4月6日から毎週土曜午後11時45分から放送されることが分かった。追加キャストも発表され、竹内栄治さん、日野聡さん、白熊寛嗣さん、河西健吾さん、青山吉能さん、田中敦子さんが出演することが分かった。

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 若宮の護衛・澄尾(すみお)を演じる竹内さんは「澄尾は若宮が唯一心を許してそばに置いている護衛という人物で、行動の読めない若宮に振り回されながらもサポートする苦労人です。雪哉にとってはいい兄貴分といった感じで、同じく若宮に振り回され、苦労を共にする同志のような共感を感じながら演じさせてもらいました。先が気になり、どんどん引き込まれるストーリーに、魅力的な登場人物たちが織りなすこの作品。参加できることを本当にうれしく思います。ぜひご覧になってください」とコメント。

 若宮の異母兄・長束(なつか)を演じる日野さんは「長束は非常に高貴なたたずまいと共に威風も有していて、山内の安寧を常に考え行動をする人物です。そんな彼が発する言葉一つ一つの意味や重みを意識しながら演じさせていただきました。美しいアニメーションで描かれる壮大な世界、そして毎話数でグッと引き込まれる物語の展開。『日嗣の御子』の座を巡る裏には一体……。4月からの放送をぜひお楽しみにしてください」と話している。

 長束の護衛・路近(ろこん)を演じる白熊さんは「路近はただの豪腕ではなく、頭もきれる優れもの。そして目の前で起きる出来事を楽しむことが何よりも好き。物事を楽しむ新鮮さを演じ出すために、あえてあまり前情報を入れずに楽しみました。強さを示す際、大声を張り上げずに静かに強く立ち回る姿、同じ漢(おとこ)として、路近の生き方に憧れます」とコメントを寄せている。

 長束の側近・敦房(あつふさ)を演じる河西さんは「時代物ということで漢字や名前の読み方は毎話大変でしたがすごくお話が面白く、収録が楽しみでした。作品の中で彼がどう関わっていくのかぜひご覧いただいて楽しんでいただけますとありがたいです」と話している。

 若宮の妹・藤波(ふじなみ)役の青山さんは「原作を拝見した時に脳内に鳴っていた全ての声が、アフレコブースから聴こえていました。そんな素晴らしい作品の仲間入りできることを本当に光栄に思います。藤波は、とても真っすぐに、無垢(むく)に人を信じる様が、もう……本当に……心ごと抱きしめてあげたくなります。一目ご覧いただければ、きっとこの世界の虜(とりこ)になるはずです。放送をぜひお楽しみにお待ちください!」と語っている。

 皇后・大紫の御前(おおむらさきのおまえ)を演じる田中さんは「八咫烏の壮大な物語絵巻に皇后・大紫の御前という役どころで参加させていただいたことをとても光栄に感じています。金烏代である今上天皇を巧みに操る冷徹な皇后の思惑はつかみどころがありませんが、南家出身の彼女が東西南北四家からの若宮の后(きさき)選びにどのように関わっていくのかは大きな見どころの一つです。原作を読まれた方はもちろん、アニメからご覧になる方にも必ず楽しんでいただけると思いますので、ご視聴いただけるとうれしいです」と話している。

 「八咫烏シリーズ」は、日本神話にも登場する3本足の伝説の烏、八咫烏を題材にしたファンタジー小説。人間の姿に変身できる八咫烏の一族が支配する異世界・山内を舞台に、美しくも風変わりな若宮のそば仕えに抜てきされた八咫烏の少年・雪哉が、陰謀渦巻く宮中でさまざまな事件に遭遇する中で、若宮と奇妙な主従関係を結んでいく。

 アニメは、「ゆるキャン△」などの京極義昭さんが監督を務め、ぴえろが制作する。

 ◇キャスト(敬称略)

 雪哉:田村睦心▽若宮:入野自由▽あせび:本泉莉奈▽浜木綿:七海ひろき▽真赭の薄:福原綾香▽白珠:釘宮理恵▽澄尾役:竹内栄治▽長束役:日野聡▽路近役:白熊寛嗣▽敦房役:河西健吾▽藤波役:青山吉能▽大紫の御前役:田中敦子

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