海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
趣里さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ブギウギ」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第122回が3月25日に放送され、羽鳥善一を演じる草なぎ剛さんの演技に、視聴者の注目が集まった。
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第122回では、年末の「オールスター男女歌合戦」を全力で歌いきったスズ子の評判は最高のものとなり、年明けの新聞や雑誌には「ブギの女王復活」の見出しが踊る。そんな賛辞の声を浴びながらも、スズ子はどこか気が抜けたような様子だった。
決意を固めたスズ子は、羽鳥(草なぎ剛さん)の自宅を訪れる。スズ子は歌合戦のステージで燃え尽きてしまったこと、水城アユミ(吉柳咲良さん)のステージからエネルギーをもらったことで、あれだけのステージができたと思っていることを明かした。
スズ子は歌合戦が終わってから体に力が入らないこと、次は何をしたいという思いが湧き上がらなくなってしまったことを告げ、「もうええか。もうええやろ。ワテ、ようやったんちゃうかいう気持ちでいっぱいなんですわ」と吐露し、引退の意志を伝えた。
黙って聞いていた羽鳥は、歌合戦でのスズ子に決意のようなものを感じていたと話し、「まさか引退とは思わなかったねえ。それは全くの予想外でした」とほほ笑んだ。続けて、アユミのステージに自分も熱くなったと同調しながら、「でもね、僕は君を引退させないよ。君が引退すると言うことは、今まで作ってきた歌を全て葬り去ることになる。歌を殺すことになる。そんなことは絶対に僕は許さないよ」と厳しい言葉を投げかけた。
そして、羽鳥はスズ子を真っすぐ見つめながら、「君は死ぬまで歌手なんだ。歌を葬り去ることだけは絶対に許さないよ」と声を震わせ、「もしも君が本当に歌手を辞めるというなら、僕は君と絶縁します」と断言するのだった。
静かながらも激しい怒りや悔しさをにじませた草なぎさんの演技に、SNSでは「究極の表現力」「まさに迫真の演技」「鳥肌が立つくらい怖かった」「ものすごい気迫を感じた……画面から目を離せず、まばたきすらできなかった」「先生からにじみでるさまざまな感情。それを表現する草なぎくんよ!」など、称賛の声が上がっていた。
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