テレビ朝日:「梨泰院クラス」「財閥家の末息子」制作の韓国SLLと協業協定 世界市場視野にヒットコンテンツ創出、IP事業強化へ

協業協定したテレビ朝日とSLL(写真左から)テレビ朝日の藤本幸子ビジネスプロデュース局長、SLLのパク・ジュンソ制作代表)、テレビ朝日の武田徹副会長、テレビ朝日の内山聖子取締役=テレビ朝日提供
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協業協定したテレビ朝日とSLL(写真左から)テレビ朝日の藤本幸子ビジネスプロデュース局長、SLLのパク・ジュンソ制作代表)、テレビ朝日の武田徹副会長、テレビ朝日の内山聖子取締役=テレビ朝日提供

 テレビ朝日は5月20日、韓国の制作会社SLLとドラマを中心としたコンテンツビジネス分野での相互協力、関係強化を目的とした協業協定を締結したと発表した。今後、コンテンツ制作、ビジネス分野などで互いの経験やノウハウ、インフラを共有し、相互協力をすることで、世界市場を視野にした強力なコンテンツの創出を目指す。

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 SLLは、「梨泰院クラス」「財閥家の末息子」「医師チャ・ジョンスク」など数々の世界的ヒットタイトルを生み出し、昨今の韓国ドラマブームを牽引する大手スタジオ。2022年にはSLLが制作した「梨泰院クラス」を、テレビ朝日が日本版「六本木クラス」としてリメークし、話題となった。

 テレビ朝日の武田徹副会長は「当社グループは2023年3月2日に新たな中期経営計画『新しい時代のテレビ朝日 経営計画 2023-2025』で「すべての価値の源泉はコンテンツにある」という基本理念のもと、コンテンツをあらゆるメディアに360度展開を推進しています。韓国屈指のコンテンツ制作会社であるSLLとのパートナーシップは、この経営計画の中でも掲げているグローバルIP(知的財産)ビジネス ー世界に通用するコンテンツの制作ーを目指すにあたり、強力な推進力になることを確信しております。両社のシナジーで世界に愛されるIPを生み出していきたいと考えております」とコメント。

 SLLのパク・ジュンソ制作部門代表は「多様なコンテンツを全世界に提供してきたテレビ朝日の経験とノウハウが、グローバルスタジオに成長したSLLの企画、製作、流通などの力量と融合し良い作品を作りあげることができると期待しています。今回のパートナーシップをきっかけに、今後のコンテンツ事業分野でグローバル市場を目標に競争力のあるコンテンツを共同開発できることを願っております」と述べた。

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