井浦新:「アンメット」の謎めいた主治医役が話題 “猛者”が集う現場「各部署の普通じゃないこだわりが作品に力を与えている」

ドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」に大迫役で出演している井浦新さん=カンテレ提供
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ドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」に大迫役で出演している井浦新さん=カンテレ提供

 俳優の井浦新さんが、杉咲花さん主演のカンテレ・フジテレビ系“月10”ドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」(月曜午後10時)でミヤビ(杉浦さん)の謎めいた主治医、大迫教授を演じている。井浦さんが、善人か悪人か予測不能の難しい役どころについて、撮影現場の様子、今後の見どころなどを語った。

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 ◇杉咲花が撮影で6、7回爆食「まさに体を張った芝居に脱帽」

 ドラマは、事故で脳を損傷し、過去2年間の記憶がすっぽり抜け落ちた上、今日のことを明日にはすっかり忘れてしまう記憶障害の後遺症と向き合う脳外科医、川内ミヤビ(杉咲さん)が主人公。原作は、マンガ誌「モーニング」(講談社)で2020年から連載中のマンガ「アンメット-ある脳外科医の日記-」で、元脳外科医の子鹿ゆずるさんが原作、大槻閑人さんがマンガを手がけている。

 井浦さんは、今作で演じる大迫教授について複雑で多面的な人物表現に称賛の声が上がっていると聞くと、「え!そうなんですか!?」と驚きつつ、「ありがとうございます。磨きます!」と思いを新たにしていた。自身に届いている反響については以下のように語る。

 「ストーリーや登場人物だけでなく、撮影部や照明部や技術スタッフの皆さんの仕事をしっかりキャッチしてくださる、とてもうれしい感想をたくさんいただきます。撮影現場では、芝居時間の何倍もの時間をかけて、各部署のセッティングが行われています。アンメットの現場では普通の現場より時間をかけています。各部署の普通じゃないこだわりの仕事が、画(え)に、作品に力を与えていると思います。『他の作品と何かが違うんだよなあ』という問いかけに、僕が座組や現場で行われていることを伝えると、みんな納得してくれます(笑い)。まさに、猛者が集う『アンメット』」

 ドラマでは、同じ医者でありながら、治療に対する考え方の違いから、若葉竜也さん演じる三瓶と敵対することも多い大迫。井浦さん自身は三瓶のキャラクターが気になるようで、「三瓶先生が論理的な理屈を述べて、おいしくもないのに飲んだり食べたりするときのせりふの温度感が妙にクセになって、いまだに頭の中で鳴り響いています。若葉くん、助けてください」とちゃめっ気たっぷりに話す。

 また、ミヤビを演じる杉咲さんの食べっぷりにも驚いたようで、「ミヤビくんの食べっぷりは、画面で見ると、モグモグよく食べてキュートだなあと思いますが、現場では爆食を6、7回撮影しますから、壮絶です。実家でのご飯のシーン(第4話)と誕生日ケーキのシーン(第8話)はすさまじかった……杉咲さんのまさに体を張った芝居に脱帽します」と明かす。

 撮影を乗りきる方法は、「撮影現場に行くことです」といい、「撮影が始まると、緊張したり、魂が擦り減ったり、疲弊しますが、また現場に行くと、元気になって楽しく過ごして、でも撮影が始まると緊張したり、魂が擦り減ったり、疲弊しますが、また現場に行くと元気に……」を繰り返しているという。

 大迫が隠してきた秘密が明らかになる6月10日放送の第9話の見どころについて、「9話を見る前にもう一度1話から見ると、とってもとってもアレなので、ぜひ復習してみてください。そうしておくと、9話がより深くアレで、きっとアレだろうと思います。どうぞお楽しみください」と独特の表現でメッセージを送った。

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