7月4日にパシフィコ横浜 国立大ホール(横浜市西区)で開催するライブをもって、アイドルグループ「日向坂46」を卒業する1期生の高本彩花さん。6月18日発売の初写真集「僕の記憶の中で」(光文社)のインタビューでも卒業の心情を明かしているが、改めて、約8年間在籍したグループから卒業を決断した理由や、卒業後の展望を聞いた。
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今年3月に卒業を発表したブログで「たくさん悩みました。卒業が頭に思い浮かんだのは2年前くらいからで、そこから何度もスタッフさんとお話をして、このタイミングとなりました」とつづっていた高本さん。
卒業を意識し始めたのは、2022年3月の東京ドーム(東京都文京区)でのライブだった。
「グループの夢であり、みんなでずっと追いかけていた目標だった東京ドームのライブを実現して“アイドルとして自分はやりきったな”って思えたんです。そこからはどうしても、自分よりも後輩に注目してほしいと思うようになったり、これから先の人生のことを考えたりして……。でも当時、家族に相談したら『まだもう少しアイドルをしている姿を見ていたい』って言われたんです。私も、まだ写真集を出す個人の夢があったので、もう少し頑張ってみようかなって。結果、夢だった写真集も出すことができたので、良かったです!」
最近は、同期の1期生メンバーの卒業が相次いでいるが、同期に卒業の相談をすることはあまりなかったという。
「1期生のみんなとは、わざわざ口に出さなくても通じ合っているというか。8年間ずっと一緒にやってきたので、みんな口にしなくても“今こんな気持ちなんだろうな、こんなこと考えているんだろうな”ってなんとなく分かるんです。口に出して確認してみると、やっぱり!てことが何度もありますし(笑い)。卒業の相談も2年前はしていたのですが、最近はほぼしていなくて。でも、みんな私の卒業発表を見てやっぱり!ってなったと思います」
苦楽をともにした仲間であり、友人でもある同期。すでに卒業したメンバーとも、今でも交流があるという。
「私は、“影”(影山優佳さん)と一番会っていると思います。この前、影のお誕生日をお祝いしましたし、卒業の相談もしました。三つ年下なのですが、影には昔からいろいろと相談していたので、卒業してからも頼りにしています」
8年間のアイドル人生で、特に印象深い思い出はなんだろう。
「ひらがなけやき時代の、武道館3Daysです。漢字さん(欅坂46)の代わりに急きょ3日間とも私たちだけのライブになって、漢字さんを楽しみにしていたファンの方をどう楽しませればいいのか、みんなでいっぱい考えて……。そして本番に、会場全体が盛り上がってくれた景色が忘れられないです。ひらがなけやきとして自信をもたせてくれたライブでしたし、あの時の練習期間、会場の景色は一生忘れることはないです」
卒業後の展望は。
「まだあまり詳しくは言えないのですが、ファンの皆さんとお話できる場所も作りたいと考えています。私は、ファンの皆さんが優しいからここまで頑張れたので、これからも支えていただきたいし、私も皆さんの励みになりたい。これからもずっと支え合っていきたいと思っているので、交流の場所をいっぱい設けたいです。なので、卒業後も応援してくださると、うれしいです!」
卒業後、プライベートで「やってみたいこと」も聞いた。
「小さい頃は家族旅行によく行っていたのですが、アイドルになってから、なかなかまとまったお休みを取ることができず、最近は全然行けていなかったので、まずは家族旅行を計画したいです! 後は、大好きな韓国に1、2カ月住んでみたいな~とも考えています(笑い)。後は、(1期生)12人で集まりたいですね」
卒業を意識したタイミングから「グループを俯瞰(ふかん)で見ることが多くなった」という高本さん。最後に、現在の日向坂46をどのように見ているのか尋ねた。
「去年は思うような活動ができなかった分、みんな今年に懸ける熱量が高いです。9月に宮崎で開催する『ひなたフェス2024』に向けてすごく頑張っていて! 今のグループに流れる空気感を見ると、何をしても成功する感じがします! なので、おひさま(日向坂46のファンの愛称)もみんなを信じて応援してほしい。きっと、もっともっと良い景色を見せてくれると思います! 私も今後は、みんなのことを陰ながら応援していきたいです。今から楽しみです(笑い)!」
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