「チェンソーマン」などで知られる藤本タツキさんのマンガが原作の劇場版アニメ「ルックバック」(押山清高監督)の新PVがYouTubeで公開された。運命的な出会いを果たした藤野と京本が、ひたむきにマンガを描く姿が描かれている。マンガ賞に応募し、着実にステップアップしていく2人だったが、京本は「藤野の力を借りずに一人で生きてみたい」と告白。2人は別々の道を歩むことになり、やがて衝撃的な出来事が起きる。藤野が雨の中でスキップする名場面も映し出される。
あなたにオススメ
来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹” 朝ドラヒロインまで手が届くか
第2弾入場者特典として全8種の「押山清高監督セレクション『ルックバック』原画シート/ポストカード仕様」が7月26日から配布されることも発表された。押山監督やアニメーターの井上俊之さんが描いた原画で、ポストカードサイズにも切り取れる。
スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサー、美術家の奈良美智さんのコメントも公開された。鈴木プロデューサーは「作品は誰のために描くのか? 答えは映画の中にある」、奈良さんは「マンガを読んで涙出るくらい感動したのに、アニメで声が個性を持ってリアルに響いた瞬間、もう心が動いて最後にはやっぱり感動してる自分がいました」とコメントを寄せている。
「ルックバック」は、集英社のマンガアプリ「少年ジャンプ+(プラス)」で2021年7月に発表され、初日に250万以上の閲覧数を記録。「このマンガがすごい!2022」のオトコ編の1位に選ばれ、「マンガ大賞2022」にノミネートされたことも話題になった。マンガへのひたむきな思いが二人の少女をつなげるが、全てを打ち砕く出来事が起きる……というストーリー。学生新聞で4コママンガを連載している小学4年生の藤野は、クラスメートから絶賛されていたが、「不登校の同級生・京本の4コマを載せたい」と先生から告げられることになる。
アニメは「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」「借りぐらしのアリエッティ」「風立ちぬ」などに主要スタッフとして携わってきた押山さんが監督を務め、脚本、キャラクターデザインも担当する。押山さんが代表を務めるスタジオドリアンがアニメを制作する。河合優実さんが藤野、吉田美月喜さんが京本をそれぞれ演じたことも話題になっている。6月28日に公開され、興行収入が10億円、観客動員数が60万人を突破するなどヒットしている。
1週間のアニメのニュースをまとめて紹介する「アニメ1週間」。9月8~14日は、「機動警察パトレイバー 劇場版」のリバイバル上映で新作「機動警察パトレイバーEZY」のパイロットフィ…
新刊コミックス情報をお伝えする「今週の新刊」。9月16~21日に発売される主なコミックスは約330タイトル。実写版も人気のよしながふみさんの「きのう何食べた?」23巻、「キングダ…
武田綾乃さんの小説が原作のテレビアニメ「響け!ユーフォニアム」の10周年を記念したイベント「『響け!ユーフォニアム』10th Anniversary Event」が2025年3月…
人気ライトノベル「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(ダンまち)」で知られる大森藤ノさんが原作を担当するマンガが原作のテレビアニメ「杖と剣のウィストリア」のクライ…
暁なつめさんのライトノベルが原作のアニメ「この素晴らしい世界に祝福を!(このすば)」の新作OVA(オリジナル・ビデオ・アニメ)が制作されることが分かった。9月15日、科学技術館サ…