薬屋のひとりごと
第13話 外廷勤務
12月27日(金)放送分
ゲームやアニメなどが人気の「Fate」シリーズのスピンオフ小説「Fate/Zero」が、ミュージカル化されることが明らかになった。「ミュージカル『Fate/Zero』」として、2025年1~2月に東京、大阪で上演される。小説を手掛けたニトロプラスの虚淵玄さんがミュージカルの脚本監修として参加し、舞台「メサイア」シリーズ、ミュージカル「憂国のモリアーティ」シリーズなどの西森英行さんが脚本・演出・作詞を担当する。
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「Fate/Zero」は、ゲーム「Fate/stay night」の前日譚として2006年に刊行された虚淵さんによるスピンオフ小説で、ゲームを手掛けた武内崇さんがイラストを担当した。手にした者の願いをかなえるという聖杯を巡って、衛宮切嗣らマスターがサーヴァントと共に戦いを繰り広げる……というストーリー。テレビアニメも人気を集め、第1期が2011年10~12月、第2期が2012年4~6月に放送された。
ミュージカルのスタッフ、キャスト、公演期間など詳細は、後日発表される。
ずっと以前、まだ今とは違う形の野心と情熱に駆り立てられていた頃の作品を、こうして再び観客の皆様の元へとお届けできるというのは大変に嬉しい出来事で、まるで私自身までもが若返ったかのような気分にさせてもらえます。「Fate/Zero」は私にとって大きな節目となった小説で、今日に到る虚淵玄はこの作品あってこそ、と言っても過言ではありません。それがこの令和の時代に新しい形で生まれ変わるという期待感に、胸が高鳴っております。
「Fate/Zero」は、伝説の作品。数百年後の後世にも、古典として語り継がれるであろう傑作である。鬼才として名高い虚淵玄さんの筆致は深淵なる「文学」。描かれているのは、シェイクスピアや近松門左衛門にも比肩する鮮烈な人間群像劇だ。「Fate/Zero」をミュージカルに。「正義とは何か」「王とは何か」「神の沈黙」「世界の救済」―。切嗣やセイバー、聖杯戦争を生きる登場人物たちが紡ぐテーマは旋律となり歌となり、重奏的に、私たちの生きる「世界の有り様」を映し出すだろう。伝説と言われる作品を描くのであれば、伝説の舞台として応えなければならない。才能に溢れたキャスト陣。見識豊かなスタッフ陣。目指すのは、ジャンルの境界を超える創造的なミュージカル。持ちうる全ての力をかけて、今、この作品に挑もうと思う。
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