ドラゴンボールDAIMA
第6話 イナヅマ
11月18日(月)放送分
桂正和さんが1980年代に発表して人気を博したマンガ「ウイングマン」が実写ドラマ化されることが話題になっている。1983~85年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された人気作。連載が始まった1983年はどんな時代だったのだろうか? “あの頃”を振り返る。
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“あの頃”のジャンプ:実写ドラマ化も話題「ウイングマン」 1983年を振り返る
「ウイングマン」は「電影少女」や「I”s」でも知られる桂さんの連載デビュー作。特撮オタクの高校生、広野健太が書いたことを現実にするドリムノートを手にしたことにより、5分間だけ自作のヒーロー・ウイングマンに変身することができる力を手に入れる。1984~85年にはテレビアニメ「夢戦士ウイングマン」も放送された。ドラマは、10月22日からテレビ東京の「ドラマチューズ!」枠で放送。DMM TVでは独占で見放題・同時配信される。
「ウイングマン」の連載が始まった1983年の日本は、バブル景気以前だった。千葉県浦安市に東京ディズニーランドがオープンし、任天堂のゲーム機ファミリーコンピュータが発売された年でもある。マンガでは「炎の転校生」「課長 島耕作」「ビー・バップ・ハイスクール」などの連載が始まった。
アニメシーンを見ると、OVA(オリジナル・ビデオ・アニメ)の第1弾とされる「ダロス」が発売され、「聖戦士ダンバイン」「装甲騎兵ボトムズ」「銀河漂流バイファム」などが放送された。ジャンプ関連のアニメでは「キン肉マン」「ストップ!! ひばりくん!」「キャッツ アイ」「キャプテン翼」などがスタートした。
連続テレビ小説(朝ドラ)「おしん」も放送され、社会現象となった。音楽シーンを変えたとも言われるヤマハのデジタルシンセサイザーDX7が発売され、思想書としては異例のベストセラーとなった浅田彰さんの「構造と力」が発売されたのも1983年だ
1980年代は“戦後の転換点”だったと言われることもある。ここで挙げたのは一部にすぎないが、その後の文化、社会に大きな影響を与えた多くの作品が生まれたことが分かる。
「ウイングマン」の連載が始まった1983年、“ジャンプ黄金期”に突入しようとしていた。「キン肉マン」「キャプテン翼」「コブラ」「よろしくメカドック」「ストップ!! ひばりくん!」「キャッツ アイ」「ブラック・エンジェルズ」「ハイスクール!奇面組」などの人気作が既に連載されており、同年には「北斗の拳」「銀牙 -流れ星 銀-」が始まる。
1984年には「ドラゴンボール」「きまぐれオレンジ☆ロード」、「ジョジョの奇妙な冒険」で知られる荒木飛呂彦さんの「バオー来訪者」がスタート。1985年には「シティーハンター」「魁!!男塾」が始まった。1976年に始まった長寿作「こちら葛飾区亀有公園前派出所」はもちろん連載されていた。
1980年代は同誌の連載作のメディアミックスが本格化したこともあり、アニメ化された作品も多い。約40年たっても愛され続けている作品ばかりで、いずれも普遍的な魅力がある。
「ウイングマン」も普遍的な魅力があるから、連載終了から約40年たった令和の今、実写ドラマ化されることになったのだろう。令和の今、「ウイングマン」の実写ドラマはどうなるのだろうか? 期待が高まる。
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