べらぼう:横浜流星主演25年大河の魅力を“世界発信” 英語タイトルは「UNBOUND」 意味は?

2025年1月5日スタートのNHK大河ドラマ「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~」“グローバル Ver.”のビジュアル (C)NHK
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2025年1月5日スタートのNHK大河ドラマ「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~」“グローバル Ver.”のビジュアル (C)NHK

 横浜流星さん主演で、2025年1月5日にスタートするNHK大河ドラマべらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~」の英語タイトルが「UNBOUND」に決まり、“グローバル Ver.”のビジュアルと特報動画が10月26日に公開された。

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 英語タイトル「UNBOUND」とは、「解放された」「とらわれない」という意味を持ち、身分や出自にとらわれず、慣例に縛られない“べらぼうな”生き様を見せた主人公・蔦屋重三郎を表現する言葉として採用された。また「UNBOUND」には、「未製本」という意味もあり、出版業を営なみ、やがて浮世絵や本の文化を発展させていく蔦重をイメージさせる言葉でもあるという。

 同局によると、今後も「べらぼう」の放送に先駆け、さまざまな素材を使って世界に発信し、作品の魅力を届けていくという。

 今作の音楽を、2020年の大河ドラマ「麒麟がくる」に続き、米国出身の作曲家、ジョン・グラムさんが手掛けることも発表。テーマ曲の演奏は、下野竜也さん指揮のもと、NHK交響楽団が担当する。

 ジョン・グラムさんは「大河ドラマ『麒麟がくる』は、これまでの私の作曲人生の頂点であり、今回、再び大河ドラマの音楽を担当できることに感激しています」とコメント。

 メインテーマについては「二つの視点からアプローチしました」といい、「一つは、資金も社会的地位もない状態からスタートし、たゆまぬ努力とリーダーシップ、そして賢さで大成功を収めた蔦重への敬意です。もう一つは、250年以上続いた平和の中で商業が発展し、芸術も花開いた江戸文化への賛美です。浮世絵の魅力の一つは、それまで手が届かなかった美しく複雑な芸術作品が、一般の人々にも手に入るようになり、日本国内のみならず、世界中でセンセーションを巻き起こしたことだと思います。江戸時代の絶え間ない情熱的なエネルギーを込めたメインテーマは、演奏難易度が非常に高い楽曲となりましたが、マエストロ下野竜也の指揮のもと、NHK交響楽団の演奏によって感情と一体感にあふれる曲に仕上がりました。ぜひご期待ください」と視聴者にアピールしている。

 「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~」は64作目の大河ドラマで、日本のメディア産業やポップカルチャーの礎を築いたとされる蔦屋重三郎の生涯を描く。制作側は「親なし、金なし、画才なし……ないない尽くしの生まれから“江戸のメディア王”として時代の寵児(ちょうじ)になった快男児」と銘打つ。

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