娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?
最終回 捨て身の復讐、決着。
12月23日(火)放送分
橋本環奈さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おむすび」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第21回が、10月28日に放送された。同回では、阪神・淡路大震災で描かれ、視聴者の間で話題になった。
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第21回では、糸島フェスティバルのステージを終え、海辺でたたずんでいた結(橋本さん)は、翔也(佐野勇斗さん)から、よく寂しそうな顔をしているのはなぜかと聞かれ、9年前の1995年1月17日に起きた出来事を思い出す。
当時6歳の結(磯村アメリちゃん)は、家族で神戸に住んでいたが、同日早朝、阪神・淡路大震災に見舞われる。地震のシーンの前には、画面に「このあと地震の描写があります」とテロップが入り、激しい揺れの中、眠っている結を身をていして守ろうとする歩(高松咲希さん)の姿や、父の聖人(北村有起哉さん)と母の愛子(麻生久美子さん)が、慌てて姉妹の部屋に駆け込んできて、「大丈夫や、大丈夫や」と励ます姿が描かれた。
揺れが収まると、一家は近所の小学校に避難。電気は止まっており、夜はろうそくの明かりの中、寒さをしのぐため毛布をかぶって身を寄せ合っていた。そんな中、すし詰め状態の避難所に、女性がおむすびを差し入れにやって来た。
数が少ないため、おむすびは2人で一つを分け合って食べることに。結は、冷めたおむすびを口にして、「おばちゃん、これ冷たい。チンして」と言ってしまう。愛子はすぐさま謝罪するが、おむすびを作ってくれた女性は「街も道路もめちゃめちゃで、ここまで来んのに…えらい時間かかって冷めてもうた。ほんまにごめんな」と涙ぐむ。そして、「おばちゃんな、生まれも育ちも神戸やねん。大好きな神戸の街が、あんなんなってんの見たら……」とむせび泣いた。
SNSでは「覚悟してたけど声出して泣いてしまった」「かなりリアルで苦しくなった」「いつもは忘れてるけど、あの時の揺れを思い出して怖くて涙が出た」「平穏な日常は何の前触れもなく一瞬で崩れてしまうことを我々視聴者にもリアルに実感させる回だった」「すっご……丁寧なドラマだなぁ、制作陣の覚悟を感じる」といった声が上がっていた。
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