麻宮騎亜:6年ぶり“ヤマトーク” アニメーター復帰は「ヤマトだから」 「魔法の三文字」

「ヤマトよ永遠に REBEL3199」の第2章「赤日の出撃」のヤマトーク付き上映会
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「ヤマトよ永遠に REBEL3199」の第2章「赤日の出撃」のヤマトーク付き上映会

 人気アニメ「宇宙戦艦ヤマト」のリメークシリーズの最新作「ヤマトよ永遠に REBEL3199」の第2章「赤日の出撃」の「ヤマトーク付き上映会」が12月19日、新宿ピカデリー(東京都新宿区)で開催され、総監督の福井晴敏さん、監督のヤマトナオミチさん、脚本の岡秀樹さんに加え、イメージドローイングなどを手掛ける麻宮騎亜さんが登場した。麻宮さんが「ヤマトーク付き上映会」に登場するのは約6年ぶりで、「宇宙戦艦ヤマト」への思いやリメークシリーズについて語った。

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 麻宮さんはマンガ家だけでなく、アニメーターとしても知られている。麻宮さんが「宇宙戦艦ヤマト」に参加したのはリメークシリーズが初めてではなかった。1983年公開の「宇宙戦艦ヤマト 完結編」にも動画として参加していたという。イベントでは当時、担当したシーンが明かされ、「当時いたスタジオが東映動画(現・東映アニメーション)の下請けだったんです。ディンギルのシーンでした」と振り返った。

 麻宮さんは1996年放送の「機動戦艦ナデシコ」内の「ゲキガンガー3」の原画を最後にアニメーターとしての仕事を中断するが、2013年にテレビ放送されたリメークシリーズ第1作「宇宙戦艦ヤマト2199」で、アニメーターに復帰。以降もリメークシリーズの絵コンテ、レイアウト、ビジュアルなども手掛けてきた。

 「2199」を手掛けた出渕裕監督からの直接のオファーがあり、アニメーターとして復帰することになったといい、「ヤマトだからですね。ほかの作品だったら、逃げていた。魔法の三文字ですよ。ヤマトと聞いたら、尾を振ってしまう」と語った。

 プラモデルのパッケージアートも手掛けており、「ヤマト以外の好きなメカ」を聞かれると「たくさんありすぎて……。アンドロメダかな。原体験として衝撃が大きかった。パッケージで描けた時はうれしかった」と話した。

 「ヤマトよ永遠に REBEL3199」は、福井さんが総監督を務め、シリーズ構成、脚本も担当する。福井さんは、リメークシリーズの「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」「宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち」でシリーズ構成、脚本を担当しており、最新作では総監督も務めることになった。全7章で、第2章「赤日の出撃」が11月22日に上映をスタートした。第3章「群青のアステロイド」が2025年4月11日に上映される。

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