森山良子:「どうしてママは家にいないの」幼い頃、子どもたちから寂しさを伝えられ 70代でジャズシンガーに「夢を持ち続けて良かった」 「徹子の部屋」で

12月24日放送の「徹子の部屋」に出演した森山良子さん=テレビ朝日提供
1 / 1
12月24日放送の「徹子の部屋」に出演した森山良子さん=テレビ朝日提供


 歌手の森山良子さんが、12月24日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。昨年12月に死去した元夫や息子の直太朗さんら子どものことなどを語った。

あなたにオススメ

 元夫の最期2カ月、直太朗さんやその妻が付き添った。「寂しかったんだろうなって。(離婚したため)パパと一緒の時間がそんなにたくさんなかったことが」と直太朗さんへの思いを語る。

 頑張ったつもりだったが、仕事が忙しく、目に見えない心の愛情ではなく、スキンシップなど具体的な行動で自分の心を子どもたちに伝えられなかった。「そういう仕事を私は選んでしまっているから。私にとっては仕方のないことっていうふうに思えるんですけれども。でも子どもにとってはね」と振り返った。

 直太朗さんの姉もそうだったが、いつも「どうしてほかのママはいつも家にいるのに、うちのママは家にいないの」と聞いてきた。「ママ、歌が好きだから、いろんなところで歌を聞いてもらってるの」と答えると、「そんなに歌が好きなんだったら家で歌えばいいじゃない」などと言ってきたという。「寂しいんだなって。今でも忘れられない、そういう寂しさを伝えられたことは。ちっちゃいのに上手に言えるなとも思いましたし、いつでも出がけに追っかけてくる姿は今でも忘れません」と回顧した。

 父はジャズのトランペッターで、いつも家ではジャズが流れていた。4、5歳の頃からジャズシンガーになる夢を抱いた。歌手の大江千里さんと親しくなり、日本語のジャズのアルバムが生まれた。70代で夢がかなった。「夢はずっと見ている方がいいんだなって思いましたし、夢がかなうと、また違うことが広がっていくかもしれません。夢を持ち続けていてよかったなって思いました」と笑顔で語った。

テレビ 最新記事