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最終話 この町を救う バカリズム脚本
3月16日(日)放送分
俳優の芳根京子さん主演の火曜ドラマ「まどか26歳、研修医やってます!」(TBS系、火曜午後10時)が、3月18日の放送で最終回を迎える。ドラマを手がける塩村香里プロデューサーは、主人公のまどかを演じる芳根さんについて、「まどかみたいな感じで、まわりの人と臆せず会話して、どの世代の人とも同じ距離感で親しくなる。芳根さんが中心にいらっしゃると、あったかい気持ちになるなと思いました」と話す。最終回の放送を前に、撮影を振り返ってもらった。
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ドラマは、水谷緑さんのマンガ「まどか26歳、研修医やってます!」「あたふた研修医やってます。」「離島で研修医やってきました。」(KADOKAWA)が原作。研修医・若月まどかが、働き方改革で変わりゆく医療現場で「研修医はお客様」と皮肉を言われ、戸惑いながらもベテラン医師たちの試練に立ち向かう。同期の仲間たちと励まし合い、人生と向き合う濃厚な2年間を描いてきた。
芳根さんについて、塩村プロデューサーは「皆さんを明るい気持ちにさせてくれる座長」と評する。第1話でまどかが心臓マッサージをするシーンの撮影では、芳根さんが全力で挑んでおり、その“ひたむきさ”がまどかのキャラクターを作る上でヒントになった。
「まどかは、のんきでマイペースで、『なんとかなるっしょ!』という楽観的なところがある。とはいえ、熱いものを持っているというのが初期設定でしたが、心臓マッサージのシーンを見たときに、まどかの熱い気持ちがわっと出ていて。その先のシーンを作るときにも、原風景的に残っていました」と語る。
自分の言動を反省しながら1人で涙をこぼしたり、患者が亡くなってしまうという医者として避けては通れない試練に涙が止まらなくなったり、まどかが涙する場面も登場してきた。塩村プロデューサーは「(芳根さんは)涙のお芝居が一つ一つ丁寧で、シーンごとに全然違う。そのときの気持ちに応じて出てくる涙のお芝居で、見ている側にも迫ってくる。明るいまどかも、感情が出てくるまどかも魅力的だった」と振り返る。
一方、まどかのことを優しく見守る菅野(鈴木伸之さん)について、SNSでは「目が優しすぎてきゅん」「かっこよすぎる」といった声が上がり、注目されてきた。実は、当初イメージしていた“菅野先生”像から変化し、より温かみのあるキャラクターになったという。
「ストイックで硬派なイメージがある鈴木さんが、菅野先生のイメージにぴったりだと思ってキャスティングしたんです。でも、鈴木さんを見ながら台本を作っていくうちに、もう少し(菅野先生が)自然体になりました。やわらかさや、ちょっと抜けた感じに親近感が持てるというか。鈴木さんに演じていただいて、どんどんイメージが膨らんでいきました」
まどかと菅野の恋の行方も気になるところだが、「このドラマは、まどかがどういうふうに自分の人生を選択していくのかがテーマ。いわゆる“火曜ドラマ”とは違って、ラブストーリーが主軸ではないんです。あくまでも菅野先生に淡い恋心は抱いているし、その行方も丁寧に描いていくんですけど、どちらかというと、自分の目の前にある(どの科を選考するかという)選択のタイムリミットに向き合わないといけない。まどかは人生の選択に向き合っていきます」と予告する。
その上で、塩村プロデューサーは「角田先生(奥田瑛二さん)の存在を大切に描いてきたからこそ、いなくなったときに、まどかをはじめ、先生たちがどう動くのか?というのも、最終回として見どころです」とアピールした。
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