ポツンと一軒家:群馬県の山奥に広がる20ヘクタールの牧草地 酪農に心血を注ぎ続けた夫婦の物語 3年前に廃業「夫婦で旅に出てみたい」

6月29日放送の「ポツンと一軒家」の一場面(C)ABCテレビ
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6月29日放送の「ポツンと一軒家」の一場面(C)ABCテレビ

 衛星写真を手掛かりに人里離れた一軒家を捜すバラエティー番組「ポツンと一軒家」(ABCテレビ・テレビ朝日系、日曜午後7時58分)。6月29日の放送では、群馬県の山深い地で酪農に心血を注いだ夫婦に密着する。

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 衛星写真には、群⾺県の⼭奥に広⼤な敷地が切り開かれ、敷地内に一軒家が写っている。最寄りの集落から林道を進む捜索隊。しばらくすると「全面通行止め」の看板が見えてきた。通行止めは6キロ先からとのことで、捜索隊は「⾏けるところまで⾏ってみましょう」と車を走らせる。しかし、いたるところに倒⽊、落⽯がそのまま残されていた。危険な林道をしばらく進むが、巨大な倒⽊が道をふさいでおり、これ以上は進めなくなった。

 捜索隊はいったん⼭を下り、ふもとの集落にあるという⼀軒家の所有者の⾃宅へ向かう。迎えてくれたのは76歳の夫と69歳の妻。集落で酪農業を営んでいた当時、乳⽜の飼料となる牧草が⼤量に必要なため、⼭奥の20ヘクタールもの広⼤な⼟地を借りて牧草地にしたそうだ。ただ、酪農業は3年ほど前に廃業した。

 牧草地は通行止めの手前にあり、夫婦は今も手入れをしているという。夫婦は「道をふさいでいる倒⽊は⽚づけておきますよ」と言って、1週間後に牧草地を案内してくれることになった。捜索隊が再訪すると倒⽊は⽚づけられており、尾根近くに広⼤な牧草地が広がっていた。この土地は、かつては⾜尾銅⼭とも深い関係があったという。番組では、酪農に力を注ぎ続けた夫婦の物語が語られる。

 妻は「⽜が⼤好きですし、まだまだ酪農をしたいんです」と言うが、夫は「私の代で酪農が終わってしまったのは、少し寂しい気持ちもありますが……私たちの知らない世界に夫婦で旅に出てみたいんです」と笑顔で語った。

 ゲストは、7⽉期ドラマ「こんばんは、朝⼭家です。」(ABCテレビ・テレビ朝日系)にダブル主演する中村アンさんと⼩澤征悦さん。

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