當真あみ:「ちはやふる」続編、主演に「驚きとうれしさ、少し不安」 20歳までにやっておきたいことは

「ちはやふる-めぐり-」で主演を務める當真あみさん スタイリスト 大村淳子 ヘアメイク SAKURA(makiura office)
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「ちはやふる-めぐり-」で主演を務める當真あみさん スタイリスト 大村淳子 ヘアメイク SAKURA(makiura office)

 俳優の當真あみさんが主演を務める連続ドラマ「ちはやふる-めぐり-」(日本テレビ系、水曜午後10時)が、7月9日から放送される。「ちはやふる」は、「BE・LOVE」(講談社)で2007~22年に連載された末次由紀さんのマンガ。ドラマでは、映画から10年後を舞台にしたオリジナルストーリーを描く。主人公・藍沢めぐる役の當真さんに、人気作の続編に出演する心境、連ドラ初主演として座長を務める上で意識したこと、俳優としての展望を聞いた。

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 ◇感じたかるたの面白さで役作り 上白石萌音との交流も

 舞台となる梅園高校の競技かるた部は部員が少なく、廃部寸前。當真さん演じる高校2年生で競技かるた部の幽霊部員・藍沢めぐるが、新たに競技かるた部の顧問となった古文の非常勤講師・大江奏(上白石萌音さん)と出会うことで、運命が動き出す。

 今作への出演について當真さんは「作品を見ていたので、まさか自分がという驚きとうれしさがありました。『ちはやふる』はたくさんのファンがいるので、そんな作品に新しく入っていくことに少し不安もありました」と心境を明かす。

 映画シリーズの感想を、「ちょうどコロナ禍で学校が休みのときに見て、まぶしい作品だなと感じました。何か一つのことに青春をかけて挑む姿がまぶしくて、それに憧れる気持ちもありました」と話し、「末次先生の描く作品は躍動感や熱意がすごくて、キャラクター一人一人の気持ちが伝わってきます」と原作の印象を口にする。

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 自身が演じる藍沢めぐるについて、「かるた初心者から始めて、だんだんのめり込んでいく。かるたの魅力に引き込まれていく役どころ」と説明し、「私もかるたの練習を始めて面白いなと感じた気持ちを共有しながら演じました」と役作りでは心情とシンクロできたことが大きかったという。

 原作の末次さんも太鼓判を押した。「末次先生は何度か現場に来てくださって、『めぐるちゃんのキャラクターを演じていただけてよかった』と言ってくださるなど優しい言葉、温かい言葉をいただきました」と笑顔で答える。

 映画シリーズに大江奏役で出演していた上白石さんが、その10年後を演じることでも話題に。當真さんは撮影の合間に上白石さんとかるたのミニゲームを楽しんだといい「めちゃくちゃ盛り上がりました。(生徒役の)みんなは同じ時期から練習した分、負けたくない気持ちがあって、負けるとめちゃくちゃ悔しい。あとめぐるの名前が『めぐりあひて』で始まる札(紫式部)から来ているように、それぞれの役にそういった得意札が決まっているので、その札を取られるとダメージがありますね。上白石さんはすごく強かったです」。

 ◇連ドラ初主演は「助けてもらった部分がたくさん」

 今作が連ドラでの初主演となる當真さんは、座長という立場に「始まる前は緊張していました」と口にするも、「(撮影が)始まってみるとスタッフさんも俳優さんも、皆さんすてきな方々ばかりで、助けていただいている部分がいっぱいあります」と感謝する。

 「芝居でもいろんなシーンの撮影前でも力をいただく部分が多いです。私自身はとにかく『おはようございます』という第一声を大きくすること、皆さんとできる限りコミュニケーションをとることを意識しました」

 座長として手本にしている人は「『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』でご一緒した松岡茉優さん」。「どの作品でも(主演・座長の)皆さんは明るく笑顔が多いことが思い浮かぶのですが、特に松岡さんはすごくみんなを見ていて、撮影の合間も『大丈夫?大変じゃない?』と声をかけてくださる姿が印象的でした」と敬意を口にする。

 そんな當真さんは現在18歳。法律上は成人年齢だが「18歳になったタイミングは高校生だったのでまったく実感が湧きませんでした」と苦笑い。20歳までは「あと1年半ほどあるので、そこまでにもうちょっとしっかり大人になっていけたら」と話す。

 20歳までにやっておきたいことはと水を向けると「新しく趣味を増やすとか、いろんなところに行ってみたい。できるだけ早ければ早いほどいいなと思うので、20歳までにいろんなところに行けたらと思っています」と目を輝かせる。

 俳優としての目標を「芝居の幅が広い、いろんな役を演じられる俳優になっていけたら。いろんな新しいことにも挑戦してみたい」と掲げる當真さんに、やってみたい作品や役を聞くと、「アクションに挑戦してみたい。体全体をダイナミックに使った演技に挑戦してみたいです」と返ってきた。

 最後にドラマの見どころについて、「めぐるはかるたに興味がない幽霊部員で、自分には青春が向いてないのではと決めつけて過ごしている子。そんな子がかるたや大江先生と出会って、かるたの魅力や仲間がいることの大切さを知り、どんどんのめり込んでいく姿をぜひ見てほしい」とアピール。

 さらに「(キャラクター)みんなそれぞれ居場所のなさを感じながら過ごしていた彼らが仲間と居場所を見つけ、一つのことを突き詰めていこうと努力する姿を見ていただきたいです」と呼びかけた。(取材・文・撮影:遠藤政樹)

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