フェイクマミー
第9話 ニセ母計画崩壊!?追い込まれた家族の決断
12月5日(金)放送分
2025年7~9月に放送された夏の連続ドラマの最終回で、視聴者を最も引き付けた作品は何だったのか? テレビの前の視聴者が映像にクギヅケになっている程度を示す「注目度」(速報値)でランキング化したところ、全世代の男女を対象にした「個人全体」の3位はTBS系「DOPE 麻薬取締部特捜課」、2位はテレビ東京系「能面検事」、1位はテレビ朝日系の「しあわせな結婚」だった。ただ、「コア視聴層」(男女13~49歳)にしぼると、注目度ランキングの上位3作は全て入れ替わる。視聴率とはまた違う、「注目度」という指標で夏ドラマを振り返ってみた。
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活用したデータは、関東の2000世帯、関西の600世帯で番組やCMの視聴状況を調査しているREVISIO株式会社が公表している独自指標の「注目度」。人体認識センサーを搭載した専用機器でテレビ画面に視線を向けているかを常に計測し、テレビの前にいる人のうち、番組を注視していた人の割合を算出している。数字が高いほど、番組に夢中で目が離せなくなった人の比率が高かったことが分かるというわけだ。
今回のランキングは、民放で7~9月にゴールデン帯やプライム帯に放送された民放の連続ドラマ16作品の最終回を対象に調べた。
全年代の「個人全体」で1位になった「しあわせな結婚」は、初回放送時のランキングでも1位。性別のランキングでうかがえる通り、全年代の「女性」の高いクギヅケ度に支えられた部分が大きい。「女性」のランキングも初回、最終回ともやはり1位だった。ちなみに、初回は2位だった、全年代の「男性」ランキングは最終回で5位に転落。「男性」の注目度自体も低下している。
「個人全体」で2位の「能面検事」は、初回の3位から1ランクアップ。初回は4位だった「女性」のランキングで2位に浮上したのが大きかったと思われる。無表情なエース検察官、不破俊太郎を演じた上川隆也さんの魅力が次第に女性層に浸透したということだろうか。
「個人全体」で3位の「DOPE 麻薬取締部特捜課」は、初回の11位から大幅8ランクアップ。注目度は約4.4ポイントも上昇した。初回で2位だった「コア視聴層」が、最終回で4位とやや低下したものの、全年代の「男性」のランキングが初回の12位から2位に浮上したのが大きかった。King & Princeの高橋海人さんが主演ということで「コア視聴層」を当初は引き付けていたと思われるが、作品の世界観の魅力が最後には「男性」をしっかりキャッチしていたようだ。
性別や世代で順位が大きく異なるのも面白い。全年代の「女性」のベスト3は「しあわせな結婚」「能面検事」とフジテレビ系の「愛の、がっこう。」と、「個人全体」と2作が重なるが、全年代の「男性」のベスト3はフジテレビ系の「最後の鑑定人」、テレビ朝日系「大追跡~警視庁SSBC強行犯係」、「DOPE 麻薬取締部特捜課」とダブるのは1作のみ。「男性」1位の「最後の鑑定人」は「個人全体」では9位と乖離も大きい。
「コア視聴層」のベスト3にいたっては、「愛の、がっこう。」「大追跡~警視庁SSBC強行犯係」と日本テレビ系「ちはやふる-めぐり-」と1作も「個人全体」のベスト3とダブらない。それぞれの興味、関心がうかがえるようなデータだ。
夏ドラマで話題になった作品の一つが「愛の、がっこう。」だろう。注目度ランキングでも、初回時の8位から、最終回は4位にランクアップした。「コア視聴層」は初回も最終回も1位で、最終回の注目度は初回よりさらに4.5ポイント伸ばし、70.0%を記録した。初回時と大きく変化したのは、全年代の「女性」の注目度。4.9ポイント増やし、順位も8位から3位に上がった。当初、ドラマに強く引き付けられていたのは「コア視聴層」が中心だったが、他の年代の「女性」にも“熱”を広げるのに成功したといえそうだ。
「ちはやふる-めぐり-」も注目度ランキングでは、初回の最下位16位から8位まで大きく浮上した。競技かるたに青春をかける高校生の姿を描いた漫画「ちはやふる」を実写映画化し、3部作はいずれもヒット。映画の設定から10年後の世界を描くオリジナルストーリーで、出演者が大きく変わったからだろうか。初回の注目度からは、映画や漫画の人気がドラマへうまく引き継げなかった状況が感じられた。
最終回のランキングでは、「コア視聴層」の注目度が一気に16.4ポイントも増え、14位から3位にランクアップ。全年代の「男性」も11.5ポイント増やし、16位から4位に上げた。全年代の「女性」が9位とやや足を引っ張ったが、ターゲットとしている視聴者に魅力が届いた結果だろう。
また、フジテレビ系の「僕達はまだその星の校則を知らない」は、初回の12位から7位に上昇。こちらは、全年代の「女性」の注目度が13位から4位に、「コア視聴層」の注目度が最下位16位から7位に浮上したのが大きかった。
いわゆる世帯視聴率に当たる「世帯テレビオン率」は、1位がTBS系「19番目のカルテ」、2位が「大追跡~警視庁SSBC強行犯係」、3位が「しあわせな結婚」。どのドラマが、より多くの世帯でチャンネルを合わせてもらっていたかといえば、この3作品となる。
注目度は、チャンネルを合わせていた各世帯で、テレビの前にいる人のどの程度の割合が画面を注視していたかを示す。「しあわせな結婚」は注目度ランキングの1位だったが、あとの2作はベスト3には入らなかった。「大追跡」が、注目度のランキングでは初回の1位から6位に転落。「19番目のカルテ」も初回の5位から最終回では12位と低迷した。
「大追跡」は全年代の「女性」の注目度ランキングの低下、「19番目のカルテ」は「女性」と「コア視聴層」の注目度ランキングの低下が主な原因とみられる。視聴率だけではわからない、作品の見られ方がうかがえる調査結果だ。(文・佐々本浩材/MANTAN)
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