べらぼう:“不遇の賢丸時代”を経て…「成長著しい」松平定信が本格登場 寺田心は“回想退場”?「ついに意次潰しが始まる」

大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」第30回の場面カット (C)NHK
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大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」第30回の場面カット (C)NHK

 俳優の横浜流星さん主演のNHK大河ドラマべらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(総合、日曜午後8時ほか)。8月10日に放送された第30回「人まね歌麿」では、井上祐貴さんが松平定信役で本格登場した。

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 「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」は64作目の大河ドラマで、日本のメディア産業やポップカルチャーの礎を築いたとされる蔦屋重三郎(略して“蔦重”)の生涯を描く。脚本は一昨年、NHKで放送され、大きな話題となった「ドラマ10『大奥』」などで知られる森下佳子さんが手掛けている。

 第30回では、黄表紙の「江戸生艶気樺焼」が売れ、日本橋の耕書堂は開店以来の大盛況となった。

 蔦重(横浜さん)は、狂歌師と絵師が協業した狂歌絵本を手掛けるため、“人まね歌麿”とうわさになり始めた歌磨を、今が売り時と判断し起用する。その後、蔦重は“歌麿ならではの絵”を描いてほしいと新たに依頼するも、歌麿は描き方に苦しむ。

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 一方、松平定信(井上さん)は、治済(生田斗真さん)から、公儀の政に参画しないかと誘いを受ける……と展開した。

 松平定信は、財政難と風紀の乱れに直面する幕府の再建を託され、11代将軍・徳川家斉(城桧吏さん)の下で老中首座に就任。田沼意次の華やかな商業重視政策とは対照的に、倹約の徹底、農村復興、風紀の粛正、朱子学の奨励など「寛政の改革」を断行。町人文化にも厳しく、洒落本や黄表紙の出版統制を強化。蔦重の出版活動にも大きな影響を及ぼす。“田安賢丸”時代は寺田心さんが演じた。

 井上さん演じる定信に対して、SNSでは「成長著しいw」「大人になってしまった」「いきなり出てきた松平定信さま」「賢丸様おおきくなられて!」「どうしても心くんが頭をよぎる」「寺田心、回想退場」「成長著しい賢丸さま、一橋と組むのだろうね」といった声が次々と上がった。

 白河松平家へと養子に出され、幕政の中心から遠のいた“不遇の賢丸時代”の回想も登場。「寺田心、回想退場」「『仇』に記憶を刺激されてしまう松平定信公」「ついに意次潰しが始まる」との感想も寄せられた。

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