1週間の主なドラマのニュースをまとめて紹介する「ドラマ1週間」。今回（10月11〜17日）は、人気刑事ドラマ「相棒」シリーズの生みの親である脚本家の輿水泰弘さんが、ファンの前で制作秘話を語ったこと、JRA（日本中央競馬会）の武豊騎手らが、TBS系日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」の第1話に登場したことなどが話題になった。前後編で取り上げる。

あなたにオススメ

朝ドラ：来年度後期は「ブラッサム」　主演は石橋静河　モデルは…

　10月11日、「timelesz（タイムレス）」の猪俣周杜さんが、同日放送の連続ドラマ「パパと親父のウチご飯」（テレビ朝日系、土曜午後11時）第2話に出演。金髪のビジュアルが話題となった。阿久津竜也役の猪俣さんは、第2話で初登場し、マンガ喫茶でアルバイトの選考メールを見る姿が描かれた。SNSでは視聴者から「待って待って待って金髪！？」「金髪とは思わなくて叫びそうになってしまった」「しゅーと君金髪過ぎない！？　ポスターの髪色と全然違う（笑）」「周杜のサプライズ金髪ヤバい」「周杜くん特大サプライズだよ涙　ありがとう」「ビジュ良すぎて涙涙」といったコメントが相次いだ。

　12日、横浜流星さん主演のNHK大河ドラマ「べらぼう～蔦重栄華乃夢噺～」（総合、日曜午後8時ほか）の第39回「白河の清きに住みかね身上半減」が放送され、本編終了残り5分から描かれた長谷川平蔵（中村隼人さん）の活躍に、時代劇「鬼平犯科帳」のファンが反応した。平蔵は定信（井上祐貴さん）に「ここのところ葵小僧と名乗る者の一党が市中を荒らし回っている」と伝え、賊の遺留品として葵紋の入った提灯を示した。定信の命を受けた平蔵は「鬼平犯科帳」でおなじみの扮装で出動。「火付盗賊改方、長谷川平蔵である！　神妙に縛につけ！」と名乗りを上げ、賊を捕らえた。SNSでは「違うドラマ始まってるwww」「鬼平犯科帳！」などと盛り上がった。

　12日、人気刑事ドラマ「相棒 season24」（水曜午後9時、10月15日スタート）のファンミーティング生配信がテレビ朝日本社（東京都港区）で実施され、キャストの水谷豊さんと寺脇康文さん、「相棒」シリーズの生みの親である脚本家の輿水泰弘さんが登壇した。輿水さんは「ずっとコメディーをやっていたので、（相棒が）初めての刑事ものでした（笑）。参考にしたのは読んでいた『シャーロックホームズ』や『（名探偵）ポアロ』とか……『（刑事）コロンボ』も大好きだったので、（水谷さん演じる）右京さんが犯人を追い詰めていく“ネチネチ感”は『コロンボ』から。推理物の定番から発想しました」と明かした。寺脇さん演じる亀山薫についても「薫はホームズでいうワトソンのような立ち位置をイメージしました」と述べた。

　また、「相棒 season24」のファンミーティング生配信では、歴代相棒の“名前の法則”も話題になった。右京の歴代相棒は、亀山薫、神戸尊（及川光博さん）、甲斐享（成宮寛貴さん）、冠城亘（反町隆史さん）と名前が「か」で始まり「る」で終わることで、ファンの間では有名。ところが、輿水さんはこの法則について「3代目（甲斐享）まで気が付いていなかったんです」と告白。法則を最初に発見したのは、脚本家の戸田山雅司さんだと述べ「（戸田山さんは）粋な方で、直接（僕に）言うんじゃなくて角田課長（山西惇さん）のせりふとしてドラマの中で言わせたんですよ。それを見て『え？』って思った（笑）。（4代目の）冠城亘は、“か”で始まり“る”で終わることを意識して考えました」と明かした。

　12日、妻夫木聡さん主演のTBS系日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」（日曜午後9時）の第1話が放送され、JRA（日本中央競馬会）の武豊騎手らが登場した。第1話では、馬主の山王耕造（佐藤浩市さん）が所有するロイヤルファイトが出走するレースが描かれ、レース前のパドックには、武騎手のほか、今村聖奈騎手、丸田恭介騎手、菅原隆一騎手も登場。今村騎手はデビュー年の2022年にJRA51勝を挙げ、JRA賞最多勝利新人騎手賞を受賞。現在4年目の若手騎手で、今作が初のドラマ出演となった。丸田騎手は2007年デビュー、2022年にはG1レース「高松宮記念」を制して“G1ジョッキー”となった。菅原騎手は幼少時に子役として数多くのドラマ・映画に出演。騎手歴16年目でJRAでは初めての子役出身の騎手としても知られる。

　また、「ザ・ロイヤルファミリー」第1話では、キャストの中で唯一役どころが明かされていなかった「Snow Man」の目黒蓮さんが登場した。第1話で目黒さんはナレーションを務めたが、終盤で目黒さん演じる人物が、加奈子（松本若菜さん）や栗須（妻夫木さん）、競走馬と一緒に撮影した写真が映し出された。目黒さんの正体についてSNSでは、加奈子の息子「翔平の成長した姿」説や、林田純次（尾美としのりさん）が営む林田牧場の「9年前に亡くなった息子」説、「栗須の息子」説、さらには山王耕造（佐藤さん）の「隠し子」説……といった考察で盛り上がった。