市原隼人:「べらぼう」“盲目の大富豪”鳥山検校の役作り明かす 芝居は「ほぼ見えない状況で」 「徹子の部屋」で

「徹子の部屋」に出演した市原隼人さん=テレビ朝日提供
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「徹子の部屋」に出演した市原隼人さん=テレビ朝日提供

 俳優の市原隼人さんが、10月23日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。NHK大河ドラマ「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~」で演じた“盲目の大富豪”鳥山検校(とりやま・けんぎょう)の役作りについて語った。

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 徹子さんに大河ドラマの反響を聞かれ「正直、今ホントに休みがない状態で。反響を感じる余裕も全くなくて。今でもちゃんと伝わっているか不安な状況なんですけど、とにかく難しかったです」と明かした市原さん。

 どうすれば鳥山検校に近づけるのか模索し、志願して視覚障害者生活支援センターに足を運んだ。「実際に目が見えない方、そういった方々をサポートしている方ともお話をさせていただいて。いろいろなお話を聞いて、たくさんのことを感じさせていただきました」と振り返った。

 暗闇を体験するイベントにも参加した。「独特な世界で真っ暗になったときにすごく怖かった。まわりにたくさん人がいるんですけど、1人になったような、みんなが遠くなっていくような感覚になった。私が演じた鳥山検校はこういう人生を歩んできたのかな、と。(近くにいる人から)相づちをいただいたり、声をかけていただくと優しさを感じてすごくうれしいんです」と語った。

 目を白濁させたいと申し出て、コンタクトを着用した。「ほぼ見えない状況で芝居をやらせていただいた。独特で本当に難しかったですね」と口を結んだ市原さん。「答えを出さないことが一つの答えかなと思いまして。鳥山検校は悪とも善とも言われる人物なんです。何を考えているか分からない様を芝居に投影できたらいいと思っていまして、ちゃんと伝わってたらいいなと思います」と述べた。

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