磯村勇斗:Aぇ!group末澤誠也とW主演 吉田恵輔監督の最新作「mentor」 鍵を握る“メンター”役は?

映画「mentor」で主演を務める磯村勇斗さん(左)と末澤誠也さん(C)『mentor』製作委員会
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映画「mentor」で主演を務める磯村勇斗さん(左)と末澤誠也さん(C)『mentor』製作委員会

 俳優の磯村勇斗さんと、人気グループ「Aぇ! group」のメンバーの末澤誠也さんがダブル主演を務める、吉田恵輔監督の最新作「mentor」(メンター)が2026年秋の公開に向けて始動したことが11月5日、明らかになった。末澤さんは個人として初の映画主演となる。

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 今作は、「ミッシング」(2024年)、「空白」(2021年)、「ヒメアノ~ル」(2016年)など、見る者の心に鋭く切り込む作品で“人間描写の鬼”と呼ばれる吉田監督のオリジナル作。企画は、「新聞記者」(2019年)で日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞するなど数々の話題作を手がけてきた「スターサンズ」が担う。「スターサンズ」と磯村さんとは第47回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞受賞作の「月」(2019年)以来、吉田監督とは「愛しのアイリーン」(2018年)、「空白」「ミッシング」に続く4度目のタッグとなる。11月4日にクランクインし、12月中旬まで撮影する予定。

 ストーリーは、15年前の夏、少年・龍之介と拓海の無邪気な火遊びが、隣のアパートを全焼させた。黒焦げの妻を抱えて現れた男、埜本(のもと)。その光景を前に、2人の人生は止まった。やがて罪に蓋をし前へ進もうとする龍之介は、アーチェリーの五輪日本代表選考に残る強化選手として日々を過ごしていた。一方、拓海は、いまだ罪の記憶から抜け出せず、陰鬱な日々を送っていた。対照的な2人の前に、火傷の男・埜本が再び現れる。ところが彼は、恨みどころか“慈愛”そのもので、優しすぎてどこか怖いくらいだった。「君はもう、十分に償ったよ」という不気味なほど優しい埜本の言葉は、いつしか彼らにとっての“mentor/メンター”(助言者・導き手)となっていく……と展開する。

 物語の鍵を握る“メンター”埜本を演じるキャストは今後発表されるが、磯村さんは「とんでもない役者さん。想像をはるかに超えてくるだろう」と期待し、末澤さんも「恐れ多い」といい、「ご一緒できるのが光栄」とコメントをよせた。。

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 吉田監督、磯村さん、末澤さんらのコメントは以下の通り。

 ◇吉田恵輔監督・脚本担当のコメント全文

 私は大切な人を亡くしたことが何度かあり、その度にうまく泣いたりすることができず、自分は冷めた人間なんじゃないかと落ち込んだりします。友人から悲しみ方は人それぞれ、比べるものじゃないと言われ救われた気持ちになりました。

 この物語も罪の意識、喪失感、人によっての捉え方の違いをテーマにしています。身に覚えのある痛いところをついていきながら、感動できる作品を目指します。

 ◇磯村勇斗さん(益子龍之介役)のコメント全文

 吉田恵輔監督の作品は以前から拝見していて、いつかご一緒したいと思っていました。アーチェリーという役柄にも挑戦してみたかったので、今回のお話はまさに“やってみたい”が重なった奇跡のような出会いでした。

 吉田監督はとてもフランクでお話ししやすく、きっと現場も明るく進んでいくのではという予感があります。どんな化学反応が起こるのか、まだ自分でも想像がつきませんが、だからこそその“わからなさ”を楽しみに、現場で生まれる瞬間を大切に撮影に挑みたいと思います。

 ◇末澤誠也(上谷拓海役)のコメント全文

 個人としては初の映画出演で、しかも主演という形で吉田恵輔監督の作品に参加できること、本当に光栄に思っています。今まで演じたことのない役どころに向き合うのはプレッシャーもありますが、それ以上に喜びと覚悟の方が大きいです。

 磯村さんとも初共演ですが、とても話しやすく、ここから一緒に関係性を築けたらと思っています。日々の現場の中で吸収しながら、自分をアップデートし、全力で良い作品にしていけたらと思っています。

 ◇未発表のメンター役との共演について

 磯村さん:メンター役の方は、本当にとんでもない役者さんです。どう演じられるのか、想像を遥かに超えてくるだろうというワクワク感がありますし、現場でお会いできるのが楽しみでなりません。共演を通じて、たくさんの刺激を受けられるのではと期待しています。

 末澤さん:おそれ多いというか、ご一緒させていただくことがすごく光栄ですし、現場での空気感やお芝居から多くを学ばせていただきたいと思っています。ビジュアルやたたずまい含めて、どういう形で現れるのか、すごく楽しみにしています。

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