目黒蓮:「ザ・ロイヤルファミリー」で“物語の鍵を握る重要人物”に SNSの反響に「皆さん考えてくださっているんだな」 Snow Manメンバーの反応も

「ザ・ロイヤルファミリー」で中条耕一を演じている目黒蓮さん (C)TBSスパークル/TBS
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「ザ・ロイヤルファミリー」で中条耕一を演じている目黒蓮さん (C)TBSスパークル/TBS

 俳優の妻夫木聡さんの主演で、競馬の世界を描くTBS系日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」(日曜午後9時)で、馬主・山王耕造(佐藤浩市さん)の隠し子・中条耕一を演じている人気グループ「Snow Man」の目黒蓮さん。“物語の鍵を握る重要人物”を演じる上で意識していることや、妻夫木さんや佐藤さんの印象などについて語った。

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 ◇耕一役を演じる上で意識していることは?

 目黒さん演じる耕一は、第4話(11月2日放送)まで役名すらふせられていたため、どんな役柄でいつ登場するのか、ネットニュースやSNSなどでもさまざまな憶測が飛び交い、話題となっていた。目黒さんは「皆さん考えてくださっているんだなと思いました」と笑う。

 「グループのメンバーもみんなで『この役なんじゃないか?』とか『こういう人なんじゃないか』みたいな予想合戦をしてくれていましたが、役柄については事前にスタッフの方から『いっぱい走っておいてください』と言われていた話をヒントに、一貫して『僕は馬なんだ!』っていうことを言い続けて、なんとかその場を切り抜けてました(笑)」

 そんな耕一を演じるにあたって意識していることを聞かれると、「そうですね……ようやく出てきたなと思っても、まだ言えないことがたくさんあるので……」と苦笑い。

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 「耕一を演じるにあたっては、父親である山王耕造のちょっとした座り方とかたたずまいなんかも意識してます。浩市さんが演じられている耕造をしっかり見て、全てではないですが『あ、親子なんだな』って分かるようなポイントをピックアップして、自分のお芝居の中に取り入れてみたり」

 さらに、「役柄が伏せられている状態で、耕一のビジュアルから皆さんがイメージするキャラクターの雰囲気と近いものもあれば、少しズレているところも演じる上では意識していて。あまり一緒くたにならないようなキャラクターになったらいいなと思って、(演出の)塚原さんといろいろ話し合いながら一緒にやらせていただいてます」と語った。

 ◇ナレーションのこだわり「ストーリーを自分の中で組み立てながら」

 目黒さんは第1話からのナレーションも担当。第3話までは声のみの出演だったが、第4話でようやくその正体の一端が解禁された。物語の途中から登場する役柄ならではの難しさについて、「皆さんクランクインされていて、チームとしての形が出来上がっている中、そこに途中から加わるという経験もあまりないので、そういったところでの緊張感はありました。でもキャスト・スタッフの皆さんが本当に優しくて」と話す。

 「妻夫木さんと浩市さんのお二方は本番ギリギリまで話していても、すぐ役に切り替えてお芝居されているんですけど、浩市さんが『俺たちは本番ですぐ切り替えられるけど、もし蓮がそれでやりづらかったり、“なんかこの人たちずっと話しているな”とか思うようだったら、全然言ってね』って、優しく声をかけてくださって。『全然そんなことないです!』みたいな話をしたんですけど、座長の妻夫木さんや浩市さんたちが中心になって、途中から入る僕でも入りやすい環境を作ってくださっているんだな、って強く感じました」

 ナレーションを担当する上で「自分がナレーションをする意味、ということを考えてやっています」と話す目黒さん。

 「競馬の世界を皆さんに分かりやすく説明するということも、もちろん大切にしていますが、それだけではない、分かりやすいところだけではない、ということを意識しています。そこにただ声を当てているだけではなくて、後々に明かされてくる別の意味もある、といったようなストーリーを自分の中で組み立てながらやっています」

 目黒さんのナレーションは周囲からも好評のようだ。Snow Manメンバーの深澤辰哉さんや阿部亮平さんもドラマを見てくれているといい、「1話の放送後すぐに連絡をくれて『役は判明しなかったけど、ナレーションの声すごく良かったよ』って言ってくれました」と振り返る。

 「あと妻夫木さんが現場で褒めてくださったり、原作者の早見さんに『あのくだりの流れも良かったね』みたいなことも言っていただけた時は、すごくうれしく感じています」

 ◇作品の魅力&第5話の見どころは?

 “継承”が一つのテーマとなっている本作。これまでに、目黒さんが「この人のこういう芸を習得したい」など、目標や指標にした人物はいるのだろうか。

 「まさに今この現場で、そのようなことを自分自身ものすごく感じてるのかなと思います。この作品は人間の継承の物語でもありますけど、僕自身も現場で妻夫木さんや浩市さんのお芝居を見て、一緒に物作りをしていく中で、一つでも多くのものを拾っていって自分のものにして、“継承するんだ”という気持ちで取り組んでいるところなんです」

 主演の妻夫木聡さんとは初共演。実際に現場で共演した印象について「妻夫木さんは優しさがにじみ出てるようなイメージの方で、やっぱり実際お会いさせていただいてからも『優しいなぁ』っていう(笑)」と語る。

 「僕のクランクイン前から今でも頻繁に連絡をくださいますし、撮影の合間には『あ、ちょっとそこ立ってて、写真撮るから!』って、まるで妻夫木さん演じる栗須の秘書的なテンションで僕の写真を撮ってくださったり(笑)。なんかお父さんのような、お兄さんのような、本当に優しくて愛がある方なので、『目黒でよかった』って思ってもらえるような良い芝居をして、いただいた愛を少しでも返したいなと思ってます」

 目黒さんは作品の魅力について、「魅力はいっぱいあると思うんですけど、レースのシーンで気づいたら前のめりになって応援してるみたいな、ちょっと熱くなるものがあったり、そんなつもりなかったのに見てたらちょっと涙が出てくるような、そんな魅力もある作品だと思っています」と語る。

 11月9日放送の第5話では、“物語の鍵を握る重要人物”である耕一の人物像により迫っていくような展開が描かれるという。

 「第4話で耕造に隠し子がいることが分かったことを受けて、第5話では耕造の過去やその背景をさらに深掘りしていくお話になっています。また一つ『ザ・ロイヤルファミリー』という物語が、いい意味でちょっと混沌としてくるというか。早く続きが観たくなるような展開になっていると思います」

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