WOWOWで全15試合が生中継されるラグビーの欧州6カ国対抗戦「シックス・ネーションズ」の2月6日(日本時間)開幕を前に、元日本代表で2007年ワールドカップ(W杯)に出場した大西将太郎さんが、国際ラグビー界最古、最長の歴史を誇る本大会の見どころを語った。
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今年は7月と11月にネーションズチャンピオンシップが初開催されるなど、ラグビー界も様々な変革を行われていますが、世界的なスケジュールの調整はあれども一番伝統のあるシックス・ネーションズのスケジュールだけは絶対に揺るがなかったですね。開幕戦(2月6日のフランスvsアイルランド)だけミラノ・コルティナ冬季五輪の開会式の関係で平日開催になりましたが、ほぼ例年どおりの時期に開幕を迎えます。
27年W杯の前年でもありますので、ホーム・ネーションズ(イングランド・スコットランド・アイルランド・ウェールズ)はもちろんフランス、イタリアも絶対に勝っていきたい大会だと思います。
イングランドです。今大会の優勝候補と見ています。テストマッチ11連勝中で、昨秋はオールブラックス(ニュージーランド)にも勝っています。SO(スタンドオフ)ジョージ・フォード選手を中心にペナルティゴールやドロップゴールで得点を重ねていく昔ながらの試合運びをしつつ、キック中心のラグビーで自分たちのスタイルを築き上げています。一発勝負に強い戦い方をしており、非常に安定感がありますね。
HO(フッカー)ジェイミー・ジョージ選手が2027年限りで引退するとの発表がありましたので注目しています。また、若いFL(フランカー)ヘンリー・ポロック選手も好調ですね。やんちゃなところもいいですし、インパクトを与えてくれると思うので楽しみです。バランスがよくなってきたNo.8(ナンバーエイト)チャンドラー・カニンガム=サウス選手にも期待しています。
やはり何といってもチームの芯であるSH(スクラムハーフ)アントワーヌ・デュポン選手が帰ってきたことはフランスにとって一番大きいですね。それによってSHの戦力が安定するかと思いきや他のSHが負傷し、バティスト・サラン選手が入るなどの変化がありました。いずれにしてもデュポン選手が27年W杯の前に代表に帰ってきて、どれくらいできるかが今大会の見どころとなります。
選ばれなかった経験値の高い選手に代わって入る選手たちが各ポジションでどれだけアピールできるかが重要です。もしそこで新たな新星が出てくればフランスの連覇はあり得ると思いますし、27年W杯優勝だけを考えているファビアン・ガルティエ ヘッドコーチがそれに向けてどれだけ選手層をさらに厚くできるか、というところがフランスにとって大事なポイントになると思います。
あまり大きなメンバー変更のないチームで、レンスター(ユナイテッド・ラグビー・チャンピオンシップに属するアイルランドのチーム)などの所属クラブで常に一緒にプレーしている選手たちが多い国です。『あっ』と驚かせるサインプレーを使うチームでもありますので、今年はどういったラグビーを見せるのか、そしてアイルランドがどんな戦術を新たに準備してくるのか、注目したいと思います。
FWはFLジョシュ・ヴァン・ダー・フリアー選手です。彼の仕事量は攻撃面、防御面のどちらに関しても多いですし、下(足もと)のボールに対して働きかけてくれます。特にフランスやイングランドを相手にしたときにそのワークレートは極めて重要になってくるでしょう。BKはSHジャミソン・ギブソン=パーク選手に注目しています。世界最高のSHになりつつあると思いますし、どの国からも高く評価されていますので、彼のゲームメイクはもちろんのことフランスのSHデュポン選手との久々の対戦も楽しみです。
力はありますし、どのチームにとっても対戦するのは嫌な相手ではあります。ただ、勝ち切る力があるかどうか、という面もあり、W杯でもなかなか勝つことができません。昨秋のオールブラックス戦(●17-25)に象徴されるようにいい試合はできても最後に勝ちきれない、という試合がシックス・ネーションズでもそれ以外でも続いています。
やはり10番、SOフィン・ラッセル選手でしょうね。今大会が12大会目のシックス・ネーションズとなる彼はまさに重鎮です。彼がチームを勝たせられるかどうか。自ら12回目の出場に花を添えられるかどうかに注目しています。去年のパフォーマンスを見ていると今年もいいのではないかと予想しています。
スコットランドと同じようにブレイクスルーしかけており、世界トップ10を手中に収めているチームです。フィジカルも強く、どの国もイタリアと対戦するのは本当に嫌だと思いますし、勝ち切る大会にできるかどうかが今回の見どころです。ネーションズチャンピオンシップでも日本代表が最初に対戦するチームですし、もちろん他の5カ国とも対戦しますので、日本と比べてどうなのか、という視点で見ていくのもおもしろいと思います。
前々回(24年大会)のプレーヤー・オブ・ザ・チャンピオンシップ(大会最優秀選手)のCTB(センター)トンマーゾ・メノンチェッロ選手がどれだけやってくれるのか、注目しています。25年大会はマークされていたこともあってパフォーマンスはあまりよくなかった印象ですが、期待して見てみたいと思います。
2大会連続での全敗はウェールズ国民にとっても、そして伝統あるウェールズラグビー自体にとっても本当に屈辱的なことでしょう。そこからいかに挽回し、再びW杯に強いチームに戻すためには今回のシックス・ネーションズが極めて重要です。ウェールズにとっていい契機となる大会になってほしいと思います。
WTB(ウイング)ルイス・リース=ザミット選手ですね。もう彼しかいないでしょう。代表に復帰した昨秋もかなりいいプレーを見せていましたし、一発逆転のシチュエーションを作れる選手です。彼がボールを持てばプリンシパリティ・スタジアムが沸きますので、会場の雰囲気を変え、相手の警戒心も彼に集まることによって、他の選手が余裕を持ってプレーできる状況を作れれば有利に働くと考えています。
スコットランドの奮起に期待したいですね。25年大会のカルカッタ・カップ(イングランドとスコットランドの定期戦)はイングランドが制しましたが、その前はスコットランドが防衛していました。今大会、スコットランドがイングランドに勝てば他のチームにとっても相当厄介な相手になると思います。ホームでイングランドとフランスと対戦できることも大きなアドバンテージになるでしょうね。
フランスは自国開催の23年W杯で勝てなかった悔しさをどう生かし、何を学習して27年のオーストラリア大会に向かうのか、という過程ですね。強いことに変わりはないのですが、計算しにくく予測もしづらいチームだと思うので、安定感や一貫性が鍵になりそうです。実際に日本と対戦するとどうなるか、どんな選手と対戦することになるのか、といった視点でフランスを見ていただけると今回のシックス・ネーションズがよりおもしろくなると思います。
3月15日(日)最終節のフランスvsイングランドです。しかも大会の最終戦で、もしかしたらこの試合が優勝決定戦になるかもしれません。できれば優勝が決まらない状態でキックオフを迎え、その結末を見届けられればと考えています。
「ラグビー欧州6カ国対抗戦 シックス・ネーションズ」は、2月6日午前4時50分からWOWOWライブ・WOWOWオンデマンドで放送・配信される「フランス vs アイルランド」を皮切りに、WOWOWで最終節まで全15試合を放送・配信する。
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