「第80回毎日映画コンクール」(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞主催)の贈呈式が2月10日、めぐろパーシモンホール(東京都目黒区)で開催され、日本映画大賞を受賞した映画「敵」の吉田大八監督が登壇した。吉田監督は「『国宝』をはじめ、そうそうたる映画たちの中で、小さな作品に光を当てていただいて、本当にありがとうございました」と喜びを語った。
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吉田監督は「(受賞を)みんなで喜ぼうと思って、全員ではないのですが、スタッフのみんなに来てもらいました」といい、ステージに大勢のスタッフを呼び込み、一人一人が自己紹介した。吉田監督は「こういう顔ぶれで作りました。ありがとうございました」と笑顔を見せた。
映画は、筒井康隆さんの同名小説を、「桐島、部活やめるってよ」「騙し絵の牙」の吉田監督が映画化。穏やかな生活を送っていた一人暮らしの老人の主人公の前に、ある日「敵」が現れる……というストーリー。主人公の渡辺儀助役を長塚京三さんが演じたほか、瀧内公美さん、黒沢あすかさん、河合優実さんらが出演した。
毎日映画コンクールは、1946年に創設された国内で権威のある映画賞。各賞は、第一線で活躍中の映画評論家やジャーナリスト、専門家など約70人が選考。今回の受賞作は、2025年1月1日~12月31日に国内で14日間以上、有料で劇場公開された作品(アニメーション・ドキュメンタリー部門は、同期間に完成もしくは上映された作品)を対象に選出された。
日本映画大賞:「敵」(吉田大八監督)▽外国映画ベストワン賞:「ワン・バトル・アフター・アナザー」(ポール・トーマス・アンダーソン監督)
主演俳優賞:吉沢亮「国宝」▽助演俳優賞:佐藤二朗「爆弾」▽助演俳優賞:窪田正孝「宝島」▽スポニチグランプリ新人賞:林裕太「愚か者の身分」
監督賞:李相日「国宝」▽脚本賞:奥寺佐渡子「国宝」▽撮影賞:ソフィアン・エル・ファニ「国宝」▽美術賞:種田陽平、下山奈緒「国宝」▽音楽賞:原摩利彦「国宝」▽録音賞:白取貢「国宝」
大藤信郎賞:「普通の生活」(水尻自子監督)▽ドキュメンタリー映画賞:「よみがえる声」(朴壽南、朴麻衣監督)▽TSUTAYA DISCAS映画ファン賞・日本映画部門:「おいしくて泣くとき」(横尾初喜監督)▽外国映画部門:「F1/エフワン」(ジョセフ・コシンスキー監督)
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