木村拓哉さん主演の映画「教場 Requiem」(中江功監督)に出演する俳優の中山翔貴さん。Netflixで配信中のシリーズ前作「教場 Reunion」に続き、舞台となる警察学校で鬼教官・風間公親(木村さん)と対峙(たいじ)する第205期生の一人、真鍋辰貴を演じた。訓練期間に2カ月、撮影に4カ月と合わせ約半年の間、苦楽を共にした第205期生メンバーとは「本当の仲間みたいな絆が生まれました」と振り返る中山さんに話を聞いた。
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中山さんは1999年3月18日生まれ、東京都出身の26歳。2022年に俳優デビューし、WOWOWのドラマ「ドラフトキング」(2023年)や映画「沈黙の艦隊」(同)、TBS系日曜劇場「下剋上球児」(同)、Netflixのドラマ「恋愛バトルロワイヤル」(2024年)などに出演してきた。
デビュー以前は、小学1年で始めたという野球に青春を捧げ、高校から大学まで投手として活躍。その経験もあってか、「教場」では、改めて気づかされることもあった。
「僕はもともと“チームスポーツ”がすごく好き。その点でいうと『教場』も、みんなが一体とならないと完成しない作品だったので、“新しい青春”というか、みんなで何かに取り組み成し遂げるというのが、自分はやっぱり好きなんだと再確認できたというか。プラスして、倉(悠貴)をはじめ、刺激をもらえる同世代のメンバーと出会えたのも、財産になったと思います」
また「後々、『自分にとってここがターニングポイントだった』と言える作品になったらいいな」と思いながらの撮影だったという中山さん。当然、その中には俳優としての学びもあった。
「監督だけが『ああしろ、こうしろ』と言っているだけではつまらないものしかできないから、俳優としてもっとしっかり意見を持った方がいいと教わりました。やりすぎたとしても、その方が良かったり、面白くなったりすることもあるので、自分で意見を出して、どんどん挑戦すべきだと。今回、そういう部分も自分の中で成長できたと思うし、ありがたい言葉だなと受け止めました」
真鍋の恋人・木下百葉役の大原優乃さんとはベッドシーンもあった。
「ベッドシーンは今回が初めて。どういうふうに見えた方がいいのか、いろいろな作品を見て勉強もしましたし、自分にとっては大きな挑戦だったと思います」
そのほか、演じる真鍋が、風邪を理由に恋人からのキスを断るシーンは「2、30回撮った」といい、さすがに「頭が真っ白な状態」になったとか。当然「まだまだ自分は経験を積み上げていかなくていけない時期」だと自覚もした。
「一歩ずつ進んでいかなくていけないというのはもちろん分かっているのですが、その一方で、今回『教場』に出たことによって、OBOGの方たちと同じ立ち位置に自分も行くんだって、リアルな目標が見えたのも大きくて。そのためには何をしなくていけないのか、今までは漠然と売れたいとか、どこかふわっとしていたものが、より具体的に考えられるようになったと思います」
そんな中山さんが高めたいのが「人間力」だ。
「僕がいい俳優だなと思う人は『人間力が高い人』。一見、仕事につながらないようなことでも、アクティブに動いて、いろいろと経験して、吸収していかなくてはいけないと、いますごく感じていて。そのために挑戦することや、歩みを止めないことが大事かなと思っています」
新しい挑戦として殺陣(たて)も習い始めた。
「殺陣は、時代劇にも出たいなって思って始めたのですが、歴史は、ものすごく詳しいわけではないけど、好きですし、ベタですけど新撰組とかも好き。だから、実際に自分も演じてみたいし、いつかNHKの大河ドラマにも出れたらいいなと思っています」
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