日野友輔:仮面ライダーから一転、アウトロー役で新境地 「悔しい思いもたくさん経験した」下積みバネに飛躍誓う

4月17日公開の映画「DOPPEL」に出演する日野友輔さん
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4月17日公開の映画「DOPPEL」に出演する日野友輔さん

 2024~25年放送の特撮ドラマ「仮面ライダーガヴ」(テレビ朝日系)で“2号ライダー”の辛木田絆斗/仮面ライダーヴァレンを熱演した日野友輔さん。4月17日公開の映画「DOPPEL」(谷健二監督)では、ヒーローから一転、アウトローな役柄で新境地をみせる。映画の話や、仮面ライダーで一躍脚光を浴びた今後の展望を聞いた。

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 ◇「自分の現在地突きつけられた」と悔しさも

 谷監督の作品への出演は“念願成就”だった。地元・愛知県でボーイズグループとして活動していた駆け出し時代から支えてくれた恩人だと明かす。

 「まだ名古屋と東京を行き来していた頃に何度も舞台に呼んでいただいて、ずっと面倒を見ていただきました。ファミレスで悩みを聞いてもらったり、東京で腹を割って話せる大人の方があまりいなかったので、すごく助けていただいて。『いつか谷さんの映画に出たい』と思っていたので、念願かなってうれしかったです!」

 映画は、人気劇団を舞台に、新たなファン層に合わせた劇団の方針転換に葛藤する新人俳優の姿を描く。日野さんが演じるのは、物語のカギを握る元劇団員・外立智行。ヒーロー像とは真逆ともいえる、ダークなキャラクターだ。

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 「今まで経験したことがないタイプの役でした。直近のヒーローのイメージとのギャップも含めて挑戦でした」

 劇団の主宰・寺田役で、声優・俳優の浅沼晋太郎さんが出演しており、「仮面ライダーガヴ」以来の再共演となった。

 「キャストを知った時はとてもうれしかったです。共演シーンは多くないのですが、仮面ライダーで僕を知ってくださったファンの皆さんには楽しんでもらえるポイントかなと。“浅兄”のお芝居は引き出しの多さがすごくて、今回も勉強させていただきました。個人的には“浅兄”が演じる寺田が一人タバコを吸ってるシーンがとてもかっこいいです!」

 完成作品を見て「新たな一面を見せられたのでは」と手応えを得た一方、悔しさも残ったという。

 「綾野剛さんに憧れているのですが、まだまだ程遠いなと。自分の現在地を突きつけられた気がしました。でも、それをきっかけにもっと成長したいと思えましたし、また谷さんの作品でリベンジしたいという気持ちも生まれました。谷さんに自分の目に狂いはなかったなって思ってもらえる俳優にならないと、です(笑)」

 ◇舞台あいさつも全力で「どうしても面白くしたい、と下心」

 16歳で芸能界入りし、現在23歳。「仮面ライダーガヴ」でブレークするまでの下積み期間は決して短くなかった。

 「悔しい思いや理不尽なこともたくさん経験してきました。でも、今振り返ると無駄じゃなかったと思えます。これからも悔しい思いをすることはまだまだあると思いますが、それをどう生かすかは自分次第。ポジティブでいようと決めています」

 つらくても諦めず進み続けてきた俳優業。競争の激しい世界に身を置き続ける覚悟と、尽きることのない向上心を語る。

 「どんどん新しい人が出てくるので焦りはもちろんあるのですが、スポーツ選手と違って引退がない仕事。そこが苦しさでもあり、面白さでもあると思います。でも“全部ほしい”という向上心がある限り、終わらないと思う。全てのお仕事に全力で挑み続けたいです」

 見据える夢は「国民的な俳優」だ。「誰もが知る俳優になってアカデミー賞をとること。そこに向かって誰にも負けないぞっていう気持ちでやっています」

 インタビュー中、「仮面ライダーガヴ」の舞台あいさつで全力で場を盛り上げる姿が印象的だったことを伝えると、「お客さんがいらっしゃったり、周りにあんなに魅力的な方たちがいると、どうしても面白くしたいとか、撮れ高を残したい、下心が出てきてしまうんです(笑)。名古屋時代に芸人さんに囲まれて仕事をしていたからですかね」とはにかんだ。

 仮面ライダーでつかんだブレーク、胸に燃やす大志、どん欲なサービス精神。長い下積みを力に変え、さらなる飛躍の時を迎えようとしている。(MANTAN/金巻健一朗)

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