トリンプ:ブーム反映? 日本代表は「森ブラ」に 下着デザインコンテスト

 ランジェリーデザインコンテスト「トリンプ・インスピレーション・アワード2010」の日本大会=トリンプ・インターナショナル・ジャパン(東京都大田区)主催=が21日、東京・新宿の文化服装学院で行われ、同学院3年の川瀬あゆみさん(20)の「森ブラ」が優勝。9月に英国ロンドンで開かれる世界大会への出場権を獲得した。 

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 「森ブラ」は、「ファンタジーの森、夢に出てくるような雨上がりの森」をイメージし、繊細な緑と白が印象的な作品で、牛革などを使って雨上がりにキラキラと輝く草花や小鳥たちの装飾を施すなど、細部にもこだわって制作され、審査員から完成度の高さなどが評価された。川瀬さんは「まさか優勝するとは思ってなかったので……頭が真っ白になりました。私自身は“森ガール”のつもりはないんですけど、今ブームなので頭にはありました」と緊張しながら話した。

 「森ブラ」は、今後同社で商品化されるが、川瀬さんは「森が好きな人。女の子らしい夢を持った人に着てほしいです」と話し、9月の世界大会については「ロンドンに行っても、自分らしさを忘れずこの作品をアピールしていきたいです」と控えめに意気込んでいた。

 ショーには、昨年の世界大会で優勝した英国代表「オデット アンド オディール」(今秋、全世界で限定販売)、昨年の日本大会で優勝し世界大会に出場した日本代表・黒巣幸乃さん(文化服装学院3年=当時)の「芽が出るインナー」(今秋、日本で限定販売) も登場。この2作品を着用して登場した「2010トリンプ・イメージガール」の青山玲子さんは、優勝作品について「すごく可愛いくて私も注目してました。(世界大会で優勝を狙える?)できます! 絶対できます。応援してます」と大絶賛だった。

 同アワードは、若手デザイナーの育成と世界中の新たな才能の発掘を目的に、「トリンプ・インターナショナル」が世界規模で開催する今年で3回目となるランジェリーデザインコンテスト。各国を代表するデザイン系大学・専門学校の学生を対象として、今年は世界27カ国・地域から参加する。日本大会では日本代表校の文化服装学院の学生の応募作品から2度の事前審査を経て選ばれた10作品がショー形式で披露され、川瀬さんの作品が選ばれた。(毎日新聞デジタル)

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