バイオハザード4:「3Dの東京をゾンビが徘徊」アンダーソン監督が最新作紹介 ドット・パーク

ドット・パークのイベントに登場したポール・アンダーソン監督
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ドット・パークのイベントに登場したポール・アンダーソン監督

 さまざまなジャンルの3D映像が体験できるイベント「ドット・パーク」が21日、六本木ヒルズ(東京都港区)で開幕。3D映画「バイオハザード4 アフターライフ」のポール・アンダーソン監督が緊急来日した。3D映像の一部分を世界初公開され、作品の見どころなどを紹介したアンダーソン監督は「1年前にジェームズ・キャメロン監督に『アバター』を見せてもらってから、今回の映画は3Dで作ることを計画していました」と裏話を披露し、新作の舞台は東京で「映画の3分の1は東京で撮影されました。ゾンビが徘徊(はいかい)する東京は、最高に素晴らしい出来上がりです」と自画自賛した。

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 「バイオハザード4」は、世界的な人気ホラーアクションゲーム「バイオハザード」の世界を、アンダーソン監督の妻で女優のミラ・ジョボビッチさん主演で映画化したシリーズ最新作。ウイルス感染によって荒廃した世界で、生き残った人間を探して旅をするアリス(ジョボビッチさん)は、ウイルスに支配されないたった一つの安全な場所の手がかりを得て、ロサンゼルスに向かうが、そこは何千ものアンデッドに埋め尽くされていた。刑務所に隠れながら生き残っている人間たちを脱出させるため、アリスは危険なわなに足を踏み入れる……というストーリー。

 イベントでは3D眼鏡が配布され、トークセッションの模様をリアルタイムで3D映像にして会場スクリーンで上映。映画のメーキング映像を上映しながら、アンダーソン監督自ら説明した。アンダーソン監督は新作について「今までの作品の中でも最大級の映画になります。究極のバイオハザードを作ることに力を注ぎました」と紹介。「映画の3分の1は東京で撮影されました。元となるゲームが生まれたのが日本で、今回日本に戻ってこれたことは、大変うれしく思っています。ソニーの最高の技術を最大限に活用して撮った日本は、3Dの映像で見ると最高にすてきです」と自信を見せた。

 また、ジョボビッチさんがビデオレターで登場し、「ゲームのバイオハザードが好きで、弟とよくやっています。弟がコントローラーを持って、私が指示を出します」というエピソードを語り、「私の出演作に興味を持たない弟に、私が『バイオハザード』のアリスを演じるところを見せたいと思いました」と話していた。

 「ドット・パーク」は25日まで。歌手のMISIAさんが出演する地球をテーマにしたスペシャルイベント「地球のこと、もっと考えよう」(22日午後5時20分)やマイケル・ジャクソンさんが認めたという日本人ダンサー、ケント・モリさんが3Dのダンスパフォーマンスに挑戦するイベント(23日正午)、歌手の西野カナさんが聴衆と共につくる3Dライブ(同午後7時20分)、サッカーW杯南アフリカ大会関連のさまざまなイベント(24日)などが行われる。(毎日新聞デジタル)

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