中井貴一さん演じる主人公が50歳目前で、子どものころの夢にチャレンジする映画「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」(錦織良成監督)が29日、公開された。夢を持って生きることをテーマにしたヒューマン作品だ。
あなたにオススメ
“あの頃”のジャンプ:実写ドラマ化も話題「ウイングマン」 1983年を振り返る
東京の大企業に勤め、取締役昇進まで決まっていた肇(中井さん)は、母の病気と同僚の死をきっかけに故郷の島根に帰ることに。そこで肇は子どものころの夢、故郷のローカル線・一畑電車の運転士になる夢を思い出す。肇は、妻と娘を東京に残して運転士になることを決意、試験を受け、運転士として新たな人生をスタートさせる……というストーリー。
肇の妻(高島礼子さん)も、長年の夢をかなえてハーブ店を開いている。そんな夢を追う中年たちに対して、悶々(もんもん)と就職活動をする娘(本仮屋ユイカさん)や、なりたくてなったわけではない運転士の宮田(三浦貴大さん)ら、若者は夢が見つからない。若い宮田に肇が自分の夢について語るシーンでは、“ウザイおじさん”になりかねないが、中井さんの芝居がいい味を出していて、不思議と嫌な気がしない。対する三浦さんも落ち着いた芝居を見せている。
出世の道に背を向けて、好きなことをやってみる。そんな生き方が、この大不況でどれだけできるだろうか。だからこそ、この映画の主人公の持つ夢は、そのまま、見る人の夢そのものなのである。
電車そのものの描写が面白く、そこだけでも見応えがある。「バタデン」の愛称で親しまれ、島根県東部を走る鉄道「一畑電車」のかんきつ系色の車体が、出雲の緑に映えて美しい。劇中の「デハニ50形」は、鉄道ファンにも愛されている日本最古級の電車で、走行音も心地よく、電車司令室や車両点検のシーン、さらに京王電鉄の訓練センターのシーンも興味深い。電車にこだわって撮っていることが伝わってくる。(キョーコ/毎日新聞デジタル)
1994年に公開された特撮映画「ヤマトタケル」に登場するウツノイクサガミのソフトビニール製フィギュア「東宝マニアックス ウツノイクサガミ」(プレックス)が発売される。価格は880…
特撮ドラマ「ウルトラマン」シリーズの新作「ウルトラマンアーク」の映画「ウルトラマンアークTHE MOVIE 超次元大決戦!光と闇のアーク」が製作され、2025年2月21日に公開さ…
1995年公開の映画「ゴジラVSデストロイア」に登場したバーニングゴジラのソフトビニール製フィギュア「GVA-BC ゴジラ1995 Frog Tree 250(バーニングレッド)…
スカーレット・ヨハンソンさんとチャニング・テイタムさんが主演を務め、アポロ計画の裏側と奮闘を描いた映画「Apple Original Films『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』…
ディズニー・アニメーション・スタジオの最新作「モアナと伝説の海2」(12月6日公開、デイブ・デリック・ジュニア監督ほか)で主人公モアナが楽曲「ビヨンド ~越えてゆこう~」を歌う劇…