イ・ビョンホン:強い女性は「ちょっと怖い」? 「BIGBANG」らと来日 1万5000人が熱狂

 来日した韓流スターのイ・ビョンホンさん(39)が1日、「さいたまスーパーアリーナ」(さいたま市)で行われた主演ドラマ「IRIS アイリス」(TBS系)のイベント「ドラマティック・ライブステージ IRIS」に登場した。トークショーで、劇中の韓国特殊部隊のプロファイラー・スンヒと北朝鮮女性工作員・ソンファのどちらがタイプかと聞かれたイさんは「2人とも大きな任務を背負っていて、そういう女性は、私はちょっと怖いと思うので個人的にはタイプではない」と苦笑いし、「キャラクターとしてはいちずな愛を貫くスンヒ(の方がタイプ)です」と笑顔を見せていた。

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 イベントには、ヒロインのスンヒを演じるキム・テヒさん、イさんの親友役で登場するチョン・ジュノさん、殺し屋のビッグ役で出演しているT.O.Pさん、T.O.Pさんが所属する韓国のアイドルグループ「BIGBANG」の他のメンバーなど豪華な顔ぶれが登場。ドラマ「アイリス」にちなんだライブ、キャストのトークショーや朗読劇などを行った。

 約1時間遅れでスタートしたイベントは、ドラマのロケ地となった秋田の「なまはげ太鼓」で幕を開け、イさんら出演者が一人ずつ順に登場すると会場からは大きな歓声と拍手が飛んだ。イさんは、秋田での撮影について「スケジュールがタイトでゆっくりできなかった」と言いつつ、「温泉に行ったら混浴で、入っていたら女性の声がしたのであわてて出ていったり、楽しいエピソードがあった」と振り返り、キムさんは「秋田に着いたときから、雪が降っていた。緊張していましたが、雪に見とれてロマンチックな気分になれて、イさんとのラブシーンもうまくいった」とはにかんだ。

 イさんは「『BIGBANG』のように踊れないが、声の限りに歌いたい」と話して、日本語で自身の楽曲「Endless Road」を熱唱。1番を歌い終わると、ダブルピースをしてみせたりするなど、おちゃめな一面も見せ、ステージから観客席の中央にのびた花道を歩いて、観客に手を振っていた。

 「BIGBANG」は、日本版「アイリス」のエンディング主題歌「Tell Me Goodbye」、劇中曲「ハレルヤ」、「ガラガラGO」を披露して観客を魅了。観客はペンライトを振ったり、歓声を上げたり、拍手を送ったりして大興奮の様子だった。イさんはT.O.Pさんについて「ビジュアルは強いけど、一緒にお酒を飲んだりすると、心の中にか弱い部分、繊細な部分があって、アーティストらしい女性的な部分がある」と評していた。

 また、歌手のキム・テウさんがイさん演じるヒョンジュンのテーマ曲「夢を見る」、シンガー・ソングライターのシン・スンフンさんが「Love of IRIS」、歌手のペク・チヨンさんがドラマ挿入曲の「忘れないで」などを熱唱。ほかに北朝鮮工作員役の俳優キム・スンウさんと女優キム・ソヨンさんも登場して、トークショーなどに参加した。

 同イベントは、5月26日に「大阪城ホール」でも開催された。大阪、埼玉とも昼夜2回公演で、「さいたまスーパーアリーナ」では昼公演で1万4500人、夜公演で1万3500人を動員。韓国では、キャストの日程調整が困難で実現していない。

 「アイリス」は、イさんの6年ぶりの主演ドラマで、朝鮮半島の南北分断をテーマに、イさん演じる特殊部隊の精鋭隊員キム・ヒョンジュンが、スパイ活動によって人生を狂わされていくというスパイアクション。200億ウォン(約15億円)の制作費が投じられ、韓国では、初回視聴率が24.5%(TNS調べ)、平均視聴率は30%を超え、最高視聴率は39.9%を記録している。日本では4月21日に放送がスタートしている。(毎日新聞デジタル)

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