特撮ドラマ「仮面ライダー」シリーズの最新作「仮面ライダーオーズ」(テレビ朝日系)の会見が1日、東京都内であり、主人公の火野映司を演じる渡部秀さんら出演者が登場。ライダー役を射止めた渡部さんは、ジュノンボーイコンテストで準グランプリ輝いた実績がある秋田県出身の18歳で、今回がドラマ初主演。渡部さんは「ずっと夢に見てきた仮面ライダー役。誇りに思っています。(聞いたときには)大泣きしてしまって、今もまだ夢の中にいる気持ち」とコメント。「平成のライダーの中で歴代1位の作品にしたい」と意気込んだ。
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「仮面ライダーオーズ」は、平成ライダーシリーズ第12弾。「オーメダル」と呼ばれる3枚のメダルをベルトにセットすることで頭、胴体、下半身へとパワーを供給し、変身する。怪人を倒すことで、その能力を秘めたメダルを取得できる。最初の変身フォームはタカ、トラ、バッタのコンボ「タトバコンボ」で、トラのカギつめを持ち、バッタの跳躍力を持つ。異なるメダルを駆使することで、フォームチェンジが可能となる。
物語は、怪人たちが800年の眠りから復活、幹部怪人のグリードは体のメダルから部下の怪人ヤミーを作り出し、ヤミーは人間の欲望をエサに成長して体内でメダルを増やしていく。怪人は、すべてのメダルを集めて完全復活を果たし、万物を統べる王になることをもくろむ。一日分の食料とパンツと小銭があればいいという、欲望からほど遠い男・火野映司が仮面ライダーオーズに変身し、その野望を阻むべく登場するという内容。
小学生の時から仮面ライダーになりたかったという渡部さんは「母親に電話をかけて一緒に大泣きした」といい、「(決まるまでは)不安で眠れなかったが、(決まったあとは)興奮で眠れない日が続いた」と明かし、初めての変身シーンは「涙が出るほどうれしかった」と語った。役柄になぞらえて1日を過ごすために必要なものを聞かれると「携帯電話と、小銭と、友達」と答え、笑顔を見せていた。
会見には、主人公の相棒でメダル管理者となる幹部怪人アンク役の三浦涼介さん、アンクに体を乗っ取られた刑事の妹・泉比奈役の高田里穂さん、謎の財団にオーズのサポートを命じられた後藤慎太郎役の君島麻耶さん、謎の財団の秘書・里中エリカ役の有末麻祐子さん、比奈のバイト先の多国籍料理店店長・白石知世子役の甲斐まり恵さん、主題歌を歌う歌手の大黒摩季さんも登場した。
9月5日から毎週日曜午前8時放送。(毎日新聞デジタル)
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