ドラゴンボールDAIMA
第10話 ウナバラ
12月16日(月)放送分
日本で10日公開された劇場版アニメ「ピカチュウ・ザ・ムービー」シリーズの最新作「劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール 幻影の覇者 ゾロア−ク」(湯山邦彦監督)が台湾で30日に公開された。シリーズ13作のうち台湾で公開されたのは今回で6作目で、これまでは、日本での封切りから半年後に公開されたのが最速で、約3週間での公開は初めて。テレビアニメも98年から放送されており、「早く新作の映画が見たい」という現地のポケモンファンの熱い思いに応えて“日本とほぼ同時公開”となった。
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公開前日の29日には、台北市にあるシネマコンプレックス「信義威秀影城」で、3~18歳未満の難病と闘っている子の夢をかなえるボランティア団体「喜願児協会/メイク・ア・ウィッシュ」に登録している子どもたちなどを招待したチャリティー上映会が行われ、サトシ役の松本梨香さんや、ヒカリ役の豊口めぐみさん、ピカチュウやポッチャマがステージに登場した。会場からは大きな声援が飛び、舞台あいさつの途中で、ファンの子がステージに歩み寄るアクシデントがあったが、松本さんと豊口さんが手を振るとその子が顔を伏せて恥ずかしがるなど、会場は和やかで温かいムードに包まれた。来場したファンからは「ポケモン最高!」「ピカチュウがかわいい」という声が聞かれた。
台湾での舞台あいさつで、松本さんは「ポケモン映画を台湾のみんなにも、いち早く見てもらえて、みんなの笑顔を見ることができてうれしいです。ゾロア、ゾロアークのきずな、信じる気持ちがとてもすてきに描かれているので、そこを注目して見ていただけたらうれしいです」と話した。豊口さんは「ゾロアとゾロアークが主役の映画ですが、ほかにも伝説のポケモンや幻のポケモンがいろいろ出てきてとてもカッコいいですよ! 今日は、小さなお友だちから大きなお友だちまで、たくさんのファンの皆さんに会うことができてとてもうれしいです」と会場に呼びかけた。台湾では1作目の「ミュウツーの逆襲(日本タイトル)」が10万人以上動員するなど記録的なヒットを収めた。新作は台北、桃園、中歴、高雄など全8館で上映されている。
映画は、ポケモンを使ったイベント「ポケモンバッカー・ワールドカップ」を観戦するため水と緑に囲まれたクラウンシティを目指す主人公のサトシとピカチュウたちは、見たこともないポケモン「ゾロア」に出会って行動を共にする。一方、クラウンシティでは、「ゾロアーク」と呼ばれるポケモンが伝説のポケモン「ライコウ」「エンテイ」「スイクン」に化けて町を破壊、20年ぶりに町に戻ってきた幻のポケモン「セレビィ」にも危機が迫っていた……というストーリー。「ダイヤモンド&パール」シリーズの完結作で、新ポケモンも登場する。ゲスト声優として陣内孝則さん、塚本高史さん、中川翔子さん、加藤夏希さんらが出演している。日本では、公開から20日間で観客動員200万人を突破、興行収入は21億円を記録している。(毎日新聞デジタル)
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