お笑い芸人の小島よしおさんと狩野英孝さん、エスパー伊東さんの首都圏地上波初の冠バラエティー番組「小島×狩野×エスパー　3P（スリーピース）」がDVD化され、発売記念イベント「3Pサマーフェス2010」が18日、タワーレコード渋谷店（東京都渋谷区）で開催された。イベントのMCを務める小島さんは「みんな勝手にやるから、僕がしっかりしゃべらなきゃ」と奮闘。しかし、暴走気味の個性派芸人たちをまとめきれず、「僕と狩野ちゃんとエスパーさんの3人で番組をやったらどうなるか？ という実験的な番組。DVDでも分かりますが、成り立ってません」と報道陣に説明した。

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　スリーピースは、3人のお笑い芸人が、さらなる高みを目指すべく、スタッフから提示される難問に体を張って挑戦する“冒険”バラエティー。TOKYO MXでの放送とともに動画配信されたYou Tubeでは、1カ月の視聴数が4万回を突破した。小島さんたちの番組は6月に終了しており、現在は“女性版”として、お笑い芸人の大久保佳代子さんと鳥居みゆきさん、マンガ家でタレントの浜田ブリトニーさんが番組を引き継いでいる。イベントには、ゲストとして鳥居さんと浜田さんが登場。鳥居さんは「男性版のスタッフがそのまま女性版の番組を作っているから、いかがわしくて困る！」とステージで大暴れ。小島さんは「エスパーさん一人でも大変なのに」と困惑していた。

　イベントでは、DVDを購入した約50人の熱狂的ファンに向けて、「3Pカルトクイズ」や「Q＆Aコーナー」などを実施。クイズでは「第5回の放送で、自分の心霊写真を見たエスパーさんが初めに何と言ったか？」といったファンしか分からない問題を出題し、それにまつわる撮影秘話を披露した。狩野さんは「（第5回では）みんな霊体験をしているのに、おれだけなかった。悔しいもんですよ」と撮影を振り返った。「Q＆Aのコーナー」では、謎かけを“無茶ぶり”された狩野さんが「スリーピースとかけまして、『電車の連結』と解く、その心は『つなぎ』ます」と自分たちの衣装を指さして答え、「かのっちです！」と胸を張った。

　また、スリーピースのトラブルメーカーであるエスパーさんと鳥居さんの「最強芸人対決」も行われ、30秒でホワイトボードをどれだけ真っ黒にできるかという「高速ホワイトボード真っ黒対決」や、30秒以内にどれだけ自分の頭をたたけるかを競う「高速ピコピコハンマー対決」で、会場を盛り上げた。浜田さんは「この対決、見ている方が疲れる」とあきれていた。

　同DVDは6日に第1巻が発売され、今後は毎月1巻ずつ、全4巻が発売される予定。（毎日新聞デジタル）