24時間テレビ:間寛平からイモトまで チャリティーマラソンの歴史 28日夜スタート

“ニューハーフ初”のチャリティーランナーとなるはるな愛さん
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“ニューハーフ初”のチャリティーランナーとなるはるな愛さん

 毎年恒例となった日本テレビのチャリティー番組「24時間テレビ 愛は地球を救う」が28~29日に放送される。さまざまなチャリティー企画の中でも、毎年注目を集めるのが芸能人が24時間走り、感動のゴールを迎えるチャリティーマラソンだ。今年は、はるな愛さんがランナーを務めるチャリティーマラソンの歴史を振り返った。

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 「24時間テレビ」は78年から毎年夏に生放送されているチャリティー番組。有名タレントらが広く募金を呼びかけ、障害者支援や、国内外の災害援助に充てられている。09年までの計32回で募金総額は約282億円に上っている。

 今年のテーマは「ありがとう ~今、あの人に伝えたい~」で、人気グループ「TOKIO」が3度目のメーンパーソナリティーを務める。総合司会は徳光和夫さんと西尾由佳理アナウンサーで、徳光さんは80年以来30回連続、西尾アナウンサーも女子アナウンサーでは最多となる6回連続での総合司会となる。また、チャリティーパーソナリティーを米倉涼子さんが務めるほか、番組パーソナリティーとして、人気アイドルグループ「AKB48」と、お笑いトリオの「森三中」も出演する。

 チャリティーマラソンは大幅なリニューアルを図った92年の第15回からスタート。初回は、間寛平さんが新潟~東京の200キロを走破する予定だったものの、見物人が殺到したため153キロ地点で途中棄権となった。寛平さんは、翌年見事完走したほか、阪神大震災が起きた95年の第18回では約1週間かけて神戸~東京の600キロを走破している。

 コースは非公開。初回の寛平さんのように見物人が殺到し、走れなくなる恐れがあるためで、スタートは28日午後7時ごろ。ゴール地点は日本武道館(東京都千代田区)と決まっており、放送時間内にゴールできるかどうかが番組の見どころの一つとなっている。

 ランナーに選ばれた芸能人は、数カ月前から専門家による入念なトレーニングを積み、本番に臨んでいる。これまでに挑戦した芸能人は、94年のダチョウ倶楽部、06年のアンガールズ、08年のエド・はるみさん、09年のイモトアヤコさんといったお笑い芸人のほか、TOKIOの山口達也さん(97年)、V6の森田剛さん(98年)といった人気アイドル、西村知美さん(02年)、杉田かおるさん(04年)といった女優や、弁護士で現参議院議員の丸山和也さん(05年)までさまざまな顔ぶれがそろう。00年のトミーズ雅さんまでは男性ランナーだったが、01年には研ナオコさんが女性初のランナーに選ばれ、その後は女性が多くなっており、男性9組12人、女性6人(リレー方式だった96年参加者を除く)が参加している。

 “ニューハーフ初”のチャリティーランナーとなるはるなさんは、多忙なスケジュールの合間を縫って1回5~15キロ程度の練習を週2~3回のペースで行っている。果たして感動のゴールを迎えることができるのか注目だ。(毎日新聞デジタル)

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